2008/5/31 土曜日

海王丸の出港

Filed under: — mtd @ 23:11:55

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海王丸が出港するのをサポートするのは、2艘のボートです。

短い距離の間に前後の向きを変えてUターンさせるのです。

停泊しているときは、前方を向いてそのまま停まっていて、後ろ側が外洋の方に

向いているからです。

ロープで船同士を繋いで、ボートが引っぱったり、ときには押したりして

海王丸の向きを変えます。
sendo163.jpg

私が好きな帆船の姿は、上の画像のような縦方向から船を見るときです。

横側から見た姿は、高さと船の長さが調和していて、優雅で女性的な

ゆったりとした優しい雰囲気と安心感があります。

しかし、縦方向から見ると何重にも重なって見えるマストやヤードは重厚で、

威圧感さえ感じられます。

横の幅の狭さに対して、縦に極端に高いので、他の船舶との構造の違いが

際立ちます。

縦方向から船を見る機会は、入港時か出港時の極わずかな時間しか

ありません。

残念ながら、入港してくるところは見たことがありません。

出港の時間は正確に決まっているのですが、入港の時間は予定より“ぶれる”

ので、“港してくる最中”は見たことがありません。

きっとかなり感動するだろうと思います。いつか見てみたいです。

2008/5/29 木曜日

海王丸の登しょう礼

Filed under: — mtd @ 0:48:37

5月28日神戸の中突堤に停泊していた海王丸が出港しました。

ブラスバンドの演奏の後、「登しょう礼」が行われました。

nob119.jpg

号令に従って、実習生がどんどん登っていきます。

一番高いところは45mもあるそうです。

一斉に整列したところは、感動的でした。

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脱帽して、「ごきげんよう」と3声しているところです。

今年、船の先端(バウスブリット)で号令をかけたのは、なんと女性の実習生

でした!

かっこよかったです!

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ひとり、皆の方を向いて帽子を取って号令をかけているところです。

彼女の「ごきげんよう」という声が響き渡った後に、皆が「ごきげんよう」と続けます。

以前、日本丸の実習生に、「登しょう礼」の配置はどのように決めているのか

質問したことがあるのですが、「ここに登りたい人と聞かれて、ハイと手を

上げるんです。」と教えてくれました。

この日、彼女が立候補して選ばれたのかと思うと、熱くなりました。

2008/5/26 月曜日

夕刻の海王丸

Filed under: — mtd @ 0:37:20

大型練習帆船の海王丸が22日から28日まで神戸に寄港しています。

主要国(G8)環境相会合が神戸で開かれるのに合わせての寄港です。

「二酸化炭素を排出せずに航行する環境に優しい船をアピールする為」だとか。

今年はもう帆船の寄港予定がないと思っていたので、大変嬉しく、姿を拝見しに

行って参りました。

lig150.jpg

もう少し早い時間に行こうと思っていたのですが、夕刻になってしまい、

丁度夜のライトアップの準備をしているところでした。

まだ明るいのでわかりにくいのですが、画像の左下辺りにずらっとライトが

並んでいます。

sen157.jpg

乗組員の方が、船の先端に上ってライトの取り付けを行っておられました。

画像の船の先に小さく写っています。(後ろ向きに座って手を少し上げて作業中)

sag153.jpg

下側にネットが張られていますが、命綱なしでの作業です。

慣れておられるのでしょうが、見ているとハラハラします。

メインテナンスをされている方の姿を拝見すると、毎回思うのですが

頼もしいです!

練習帆船を見に行くのが楽しいのは、「乗っている方の姿を頻繁に見かける機会が

あるから」です。

船の上に人がたくさんいて、働いている姿は、ずっと見ていても飽きません。

ただ停泊している船の姿だけを見るよりも、人の姿があるだけで、

ぐっと興味が沸いてくるのです。

クルーズ船で「ただ寝そべって日光浴をしている乗客」を見るだけでも心が

動きますが、働いている人の姿はもっとワクワクします。

特に練習船は、乗組員の方がキビキビとしていて活気があります。

28日(水)には出港してしまいますが、13:00よりセレモニーと「登しょう礼」が

行われます。

機会がございましたら、是非ご覧ください。

2008/5/24 土曜日

ビーズ風のソープカービングのアレンジ

Filed under: カービング, ソープ・カービング — mtd @ 0:24:31

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ポップな色の石鹸を見つけたので、大きなビーズを一杯散らしたような

アレンジにしました。

ハートや星の形は、石鹸を5mmほどにスライスしてクッキーの抜き型で抜き

ました。

また、宝石風(?)になっているものは、キューブ状にカットして、全ての角を

斜めに切り落として面を作っています。

たくさん作ってソープカービングの周りを埋めました。

マイルドな色相の石鹸も上品ですが、ポップな色の石鹸も組み合わせによっては

面白いと思います。

2008/5/21 水曜日

豊乃荘さまでのお食事

Filed under: 食べ物 — mtd @ 0:15:42

先週、受講生のお一人のご実家「豊乃荘」さまで、同じ教室の方々と

お昼を頂きました。

おばあ様、お母様、お姉さま、Sさまと女性3世代でやっていらっしゃいます。

前回初めておじゃまして、女性の料理人さんらしい繊細で優しさの感じられる

お料理がとてもおいしく、今回も期待しておじゃましました。

toyono93.jpg

今回は、春の季節の最後のお料理とのことで、山菜を使ったお料理が中心でした。

頂くのに夢中で、お料理を最初に出してくださったときにしか写真を写さなかった

ので、一つ一つのお料理が見えにくいのですが、左上の小皿には、たけのこ、

つくし、わらびなどのお料理と、初夏を感じる小アユのお料理が盛り付けられて

いて、季節感を感じました。

また、アナゴの身を三つ編みにして、フキに巻きつけてあり、初めて見た細工

でしたので驚きました。

Sさまのお母様がお作りになったそうで、生のまま身を切り分けて編み、

浅い(お出汁の量)で炊かなければ、実が丸くなってしまうそうで、

浅い水量で炊くそうです。

他にも色々とお話を伺い、細やかな気遣いでお料理されていらっしゃると

思いました。

「新しい素材をみつけると、どうやって料理しようかとワクワクします。

夜皆が寝静まって、2時ごろに色々やっています。」とおっしゃっていました。

私も次の日のレッスンの見本は、ダイニングのテーブルで作るのですが、

台所から家族がいなくなって、一人にならないとなかなか集中ができません。

ですので、次の日の見本を作り始めるのは、10か11時過ぎになります。

作るサンプルが多い日は、2時か3時ごろになってしまうことも度々です。

Sさまのお母様のお話を伺って、やはり夜遅くにがんばっていらっしゃるのだなぁと

思いました。

しかし、それを楽しんでやっていらっしゃるご様子に頭が下がります。

上のお料理のほかにも、天ぷら、茶碗蒸し、お吸い物、デザートにメロンと手作りの

和菓子と、大変おいしく頂きました。

2008/5/19 月曜日

大根のスープ

Filed under: カービング, 食べ物, 生徒さんの作品 — mtd @ 22:36:10

Yさまが、大根をカービングしたダリアの花を、“スープ煮”にしてくださいました。

“バターとベーコンを炒めたところに大根を入れて、

透明になるまで炒めてから、スープを注ぐ”とレシピにあったそうで、

「その通りしたら、大根の表面にちょっと焦げ目がつきました。」とのことでしたが、

その焦げ目がおいしそうです。

daitam111.jpg
「煮ているうちにその焦げ目もわからなくなってしまいました。」とおっしゃる通り、

きれいに出来上がっています。

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「みつばをちょっと茹でたものをちらして」仕上げられたそうで、緑が効いて

いますね!

大根で作ったダリアの花は、和風か中華風にすることが多かったのですが、

こちらのようにバターで炒めて洋風の味付けもおいしそうです。

私も是非試してみたいと思います。

2008/5/16 金曜日

ラディッシュの料理ーネズミ型ー

Filed under: カービング, 食べ物, 料理 — mtd @ 2:04:35

ラディッシュの根っこの辺りを見ると、どうしてもネズミをカービングしたくなります。

食べ物にネズミとは・・・と思うのですが、根がリアルなシッポに見えるのです。

ramau117.jpg

今回のプレートは、ネズミが魚を追いかけているような、絵本っぽい架空の

ストーリーをイメージして作ってみました。

魚はミモレット(チーズ) 、泡に見立てたのは、すりゴマを加えたオーロラ・ソース

です。

海草っぽくカービングしたのはキュウリです。

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ネズミはラディッシュをカービングしたもので、背中の部分を切り取って、

ちりめん山椒を混ぜたマッシュポテトを詰めました。

その上にアーモンドをひとつ乗せています。

アーモンドの後ろに挿しているのは、キュウリで作った魚です。

すでに捕まえて背中に乗せているようなイメージです。

ネズミ型のラディッシュは、ひとくちでパクっと頂きました!

ラディッシュとアーモンド、それぞれのぱりっとした食感が心地よいプレートに

なりました。

2008/5/14 水曜日

ラプソディ・オブ・ザ・シーズ

Filed under: — mtd @ 1:12:47

5月11日、バハマ船籍の「ラプソディ・オブ・ザ・シーズ」が神戸ポートターミナルに

入港しました。

rafro104.jpg
神戸入港最大の大型外国客船(78,491総トン)で、“これまで神戸港に

入港した客船の中で最大であったクイーン・エリザベス2(70,327総トン)を

しのぐ”とのことでした。

ポートライナーに乗って、船が泊っているポートターミナルの駅に近づくと、

電車の窓から、巨大な船の姿が間近に見えてきました。

こちらの船のことを知らないと思われる電車の乗客が、電車の窓一杯に

大きく写った船を目にして、 「おおおー・・・・・」というような低い感嘆のうなり声を

上げました。

ポートライナーは街路の上を走行していて、地上より高い位置に目線がくるの

ですが、船のデッキの高さが電車に乗っている乗客の目線と同じくらいの

高さに見えたので、船の高さが高いことは容易に想像できました。

rapcen92.jpg

こちらの写真の左端が、送迎デッキで、ここから写真を撮りました。

船体が大きいので、デジカメの画面には収まりきりません。

船の下側中央に、出入り口があります。(白い三角のパラソルがあります。)

人が数名乗り降りしていました。(黒い点のようにしか写っていませんが)

乗客はすでに観光に出かけたのでしょう、船には数人の乗客が見えただけでした。

船は、外装の整備や水の補給などを静かに行われていて、まるでエステに行って

全身のケアをされている最中のように、整備士の人達に身をゆだねているような

脱力感を感じました。ほっとリラックスしているようです。

船が寄港したときは、神戸の街中には乗客らしき外国人の姿に出くわします。

今回も街中で外国人観光客の姿をちらほら見かけました。

「あの船で旅をしているんだなぁ。」と思うと、羨ましくなりました。

2008/5/12 月曜日

カーネーション(工芸茶)

Filed under: 食べ物, 気になったもの, — mtd @ 2:15:12

昨日は、母の日でした。

丁度、中国の工芸茶で、カーネーションの花のお茶があったのでいれてみました。

kok130.jpg

工芸茶の「いれる前の形」は、葉をぎゅっと糸で縛ってあってコロンと丸い形をして

います。

ティー・サーバーに入れてお湯を注ぐと、上側の水面にすっと浮き上がります。

ゆっくりと時間をかけて少しずつ葉が開いていき、それに伴って少しずつ底に沈ん

でいきます。

ゆっくりと開いていくのを見ていると、ゆったりと優しい気持ちになります。

開いたカーネーションは、優しいピンク色をしていて上品で美しく、ずっと見ていても

飽きません。

味は、緑茶ベースのジャスミンで、「お茶を頂いた後に、水を注いで飾っておけます

よ。」と、お茶のお店の方がおっしゃっていたので、しばらく美しい姿を楽しめそう

です。

工芸茶を頂くときに毎回思うのですが、どうやって作っているのか、とても不思議

です。

2008/5/10 土曜日

明石海峡大橋よりの夕日

Filed under: 気になったもの — mtd @ 23:12:45

先日、NHK文化センター高松支社でのレッスンに行って参りました。

hashi106.jpg

私は長距離バスで通っているのですが、 こちらの写真は復路の途中、

明石海峡大橋を渡っているとき、丁度太陽が沈みかけていたので、

慌ててデジカメを取り出して写したものです。

私が普段利用している最寄駅は、ここから電車で10分ほどのところで、

南側ほぼ180度に海が広がっており、明石海峡大橋も近くに見えます。

橋から見える景色と、普段見ている景色にそんなに違いはないと思って

いたのですが、今回、海に沈む夕日を見て、はっとしました。

太陽は西に沈むので、うちの近所から見える太陽は陸地に沈んでいきます。

去年、島根に行く機会があり、宍道湖に沈む夕日を見ました。

その時、「水平線に沈む夕日を見るのは、15年ほど前にスリランカでインド洋に

沈む夕日を見て以来だなぁ。」と思ったのを思い出しました。

今までの人生で、水平線に沈む夕日は、2度しか見ていなかった、

2度しか見られる土地に行ったことがなかったと思っていたのに、

こんなに近くに、水平線に沈む夕日を見ることができるところがあったなんて、

知らずにいたことに驚きました。

ー・ ー・ ー・ ー・ ー・ー・ ー・ ー・ ー・ ー・ ー・ ー・ ー・ ー・ ー・ ー・ ー・

写真は淡路島から本州に渡るところで、右に見えている陸は本州です。

海の上に点々と黒く写っているのは、行き交う船です。

こうやって見ると、船は頻繁に行き来しているのですね。

往路では、大型船が2隻通過するのを見ることが出来ました。

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