2012/7/24 火曜日

文字入りのスイカ

Filed under: カービング, 生徒さんの作品 — mtd @ 2:29:25

nn001-1.jpg

こちらは、レッスンで「文字入りのスイカ」の課題をした時の、Ni様とNa様の作品

です。

文字の字体は何でも構わないのですが、形によっては、難しいものがあります。

事前に、文字の大きさなどの説明をして、各自で文字をご用意頂きました。

Na様は、「夏休み」という文字をご用意頂いたのですが、「夏」の字の空間が

それぞれ3mmほどしかなく、文字の間にも花の模様を彫っていきたいので、

ご用意頂いた「夏」の文字は、諦めて頂くことになり、「休み」の文字になりまし

た。

私が生徒としてカービングを習っていた時、この文字入りのスイカを初めて見

て、「こんなことができるの?すごい!」と感動しました。

文字は、上から張り付けたのではなく、先に切っておいて、その周りに花を配

置しています。文字の間にも、花の全体の形を想像しながら文字を傷つけない

ように気を付けながら慎重に彫って行きます。

また、変な余りが間に残らないように、配置を考えながら彫らなければなりませ

ん。

文字のない薔薇だけの模様を彫るのと、文字を配置した薔薇の模様を彫るので

は、倍の時間がかかります。

私も、最初のころは、文字なしの薔薇だけが7輪くらい入ったスイカは、2時間位

かかっていましたし、文字入りの薔薇は、4時間くらいかかっていました。

しかも、うまく配置がはまらず、変に隙間ができてしまったりして、完成させるのも

ままならないときもありました。

今年、新阪急ホテル様に日本タイカービング協会のレクチャーで伺った際、ハネ

デューメロンのデモンストレーションをする時間があり、文字入りの薔薇のリクエ

ストを受けました。時間は30分だったので、出来るかどうか少し心配でしたが、

文字を「Love」にし、文字数を少なくしました。文字が増えるほど時間がかかり

ます。

文字は、普段PCでアウトプットしたものを使うのですが、その場にはなかった

ので、筆記体にしてフリーハンドで仕上げました。

ハネデューメロンは、スイカよりも小ぶりなので、バラの花の数も少なくてよい

です。しかし、30分で完成させることができて、自分でも少し驚きました。

何でも練習次第でできるようになるものだなぁと思いました。

2012/7/12 木曜日

ルーフ・トップ・レストラン ーヴァーティゴー

Filed under: タイ — mtd @ 1:37:04

vg210_edited-2.jpg

タイは地震がないと言われています。

それが理由のひとつなのか、高層ビルの屋上にオープンエアのレストランが

数件あります。

私が初めて行ったのは、2006年。その当時は、「シロッコ」と「ヴァーティゴ」の

2軒だけだったと思いますが、できた当時は、衝撃的な話題のレストラン(バー)

でした。

2006年には、2軒とも行ったのですが、時間が遅かったせいか、込んでおら

ず、リラックスできる大人の空間でした。

今年、久しぶりに「ヴァーティゴ」に行ってみました。

21時頃に行ったので人で一杯でしたが、なんとか席が空き、座ることができ

ました。

上の写真は、ヴァーティゴの席から外を撮ったものですが、勿論、オープン

エアーでガラス窓はありません。

ev206.jpg

ヴァーティゴは、めまいという意味で、バヤンツリーホテルの屋上59階にあり

ます。

面白かったのは、エレベーターの押しボタンの多さ!

ところどころの階数は抜けていますが、59階までのボタンがあります。

「ヴァーティゴ」は、高級ホテルの上という為か、欧米人観光客で一杯でした。

食事をするテーブル席は区切られていますが、飲むだけのカウンター席及び

立ち飲み場所は、「ごったがえして」いたので、人が少ない遅い時間に行くのが

お勧めかと思います。

「シロッコ」の建物の下にもホテルフロアがありますが、下層階は、お店や

オフィスが入っていて、一般人が出入りするせいか、ヴァーティゴよりカジュ

アルな感じです。と言っても、2軒とも、ドレスコードがあります。

ヴァーティゴの客層、特にレストランスペースは、年齢が若干高めで、ファミリー

利用な雰囲気。

シロッコの方が、客層は若干若いです。シロッコは64階。その下のフロアで

エレベーターが止まり、モデルのような背の高い美人がスタイリッシュな

ドレス姿で案内してくれます。この時点で、非日常的な雰囲気にテンションが

上がります。

以前に訪れた時に、「もうすぐ雨になりそうなので、ラストオーダーになりますが、

いかがですか?」と聞かれました。

まだ、雨は降っていなかったので、「雨?」と聞くと、「あちらの方の空色が、

雨が降っている様子で、しばらくするとこちらに来そうなので。」とのこと。

夜の暗い空でしたが、指を指されたところを見ると、なんとなく曇っていて、

その下が雨が降っているのか、グレーの縦筋になっています。

「そんなことがわかるのか!」と感心しました。そう言ってテーブルを回るので、

皆、席を立って帰り支度になったのですが、お店の方は手慣れた様子で、

テーブルや椅子をしまい、カバーをかけ始めました。

雨が降ると、閉ってしまうのも面白いですね。

ルーフ・トップ・レストラン(日本のビアガーデンとは全く違います。笑)は、

非日常感に溢れていますので、とてもワクワクします。お勧めです。

次のページ »

Copyright(c) Mango Tree Decoration all rights reserved