2015/4/7 火曜日

チャート・カンシ先生の訃報

Filed under: タイ — mtd @ 2:53:19

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タイとカンボジアに旅行をして来ました。

タイに行く際には、必ずチャート先生にお目にかかっていました。

先生にお世話になって約15年になります。

この度のタイ訪問の際、3月30日に会う約束をしました。

先生がお亡くなりになったという情報を、3月22日に日本タイカービング協会の

森田先生のメールにて知りました。

その3日前に、先生と30日に会う約束をしたので信じ難く、情報を確かめる

べく、タイ在住の友人にタイシェフ協会の会長さんや先生のお勤めのホテルに、

電話してもらったのですが、土日はホテルの人事が休みとのことで、真偽を

確かめることができず、月曜に再度問い合わせてもらいました。

先生は、有給休暇を取って故郷に帰省中、バイク事故で亡くなったとのこと。

ホテルの方から先生の訃報のメールをいただきました。

それによると、22日〜28日に葬儀、29日に火葬と書かれています。

この情報を頂いて、日本タイカービング協会としてリースフラワーをお供え

しました。

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デザインは、ホテルの方にお任せし、メッセージを添えていただきました。

写真の上の文章がそれで、「日本とタイでのカービングへの尽力に感謝

いたします。」というような意味です。

蘭と蓮の実のデザインです。

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2005年、2006年にバンコクでコンテストに参加した際にも大変お世話に

なりました。 (先生も私も若いです。笑)

私が、コンテストに出ると先生にお話しした時、先生は、「まぁ、ちょっと彫って、

ささっと帰ってきたらいいよ。」という感じだった(全く期待されてない様子。笑)

のですが、私の作品をご覧になって、それまでとは打って変わって、真剣に

今後のアドバイスをくださいました。

思い起こすと、様々なことでお世話になってきたと思います。

亡くなったということが確認されてから、先生のことを毎日思い出します。

先生の存在は、私にとって大きかったのだなと思います。

会う約束をした前日が、先生の火葬の日だということも不思議な御縁を

感じます。 御冥福をお祈りいたします。

2014/12/7 日曜日

2014,12,5タイ国王誕生日祝賀パーティ大阪

Filed under: タイ — mtd @ 21:19:18

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日本タイカービング協会の栄田先生とタイ王国大阪総領事館主催の

タイ王国87歳の誕生日祝賀パーティに行って参りました。

12月5日は、タイでは父の日になっています。

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来場者にはろうそくが配られ、会場で点灯式が行われました。

11月に行われるタイを代表するお祭りのローイクラトン(灯篭流し)のような

イメージで、タイらしさを感じました。

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会場の中央には、タイの国章のガルダの氷の彫刻が飾られていました。

タイでは目にする機会が多いガルダですが、神話に登場する神鳥なので、

実物を目にすることはできません。恐らく会場のホテルの方が彫ったと想像

しますが、馴染みのない日本の方が彫るのは、難しかったのではないかと

思います。

混雑した会場の中、透明で美しい氷の彫刻は、存在感がありました。

今年は、タイ国籍の方の短期滞在のヴィザが免除になったため、タイ人

入国数が昨年比70%増だったとのこと、今後益々タイと日本との交流が

深まりそうです。

パーティの中で、タイと日本との両国の国家斉唱や、総領事の祝辞のお言葉

の中に、タイと日本の両国とのことが語られることが度々ありましたが、 国家

斉唱は君が代を最初に、次にタイの国家を斉唱し、お言葉が語られる順も

「日本とタイ」のように、まず日本の方を先にしてくださっていたことに感銘を

受けました。

国が関係する事柄の際、まずは自国のことを一番最初にもってくることが

多いと思うのですが、今回のパーティでは、まず日本の事を先にしてくださった

ことに驚くとともに、タイの方の相手を思いやり、尊重する心遣いを感じました。

2013/11/16 土曜日

カービングが添えられた料理

Filed under: カービング, タイ, 料理 — mtd @ 23:20:25

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受講生の方と三ノ宮のタイ料理屋さん「スィー デーン」様に行って

来ました。

こちらのタイ料理店は、2年ほど前にオープンされたのですが、私は、

三ノ宮のタイ料理屋さんと言えば、「バーン タイ」様と支店の「バーン

スコータイ」様に良く伺うので、あまり他店にはおじゃましないのですが、

とある受講生の方が、2回行かれたとおっしゃったので、行ってみました。

「その際に、お料理にカービングを付けて出してくださった。」ということを

レッスンでお話したところ、皆で行こうということになり、今回行って来ま

した。

上のお料理は、「ヤム・スィーデーン」という、お店の名前が付いたヤム

(和え物)ですが、シーフードとハーブのスパイシーなものということで

オーダーしたところ、私がタイ料理で一番好きな「パー・クン」というヤム

の味でした。

「パー・クン」とは、「森のエビ」という意味らしいのですが、なかなかこの

メニューを出しておられるタイ料理店も少ないことと、タイの味とは少し

違うようなアレンジされた味の事が多く、関西で「これは、タイのパー・

クンの味!」というところに初めて遭遇しました。

(但しタイとは使われている材料が違います。ですので、パー・クンという

名前ではないのだと思います。)

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「何のお料理を頼めば、カービングか付いてきますか?」と伺って、

「プー・ニム・パッ・ポン・カリーに付いてきます。」とのことでしたので、

↑ こちらのお料理を注文しました。

なかなか存在感のあるカービングで、コックさんの作り慣れたカッコよさが

あるカービングです。

お昼にビュッフェもされていらっしゃいますが、そのお料理のお皿にも

カービングが飾られていました。

2012/7/12 木曜日

ルーフ・トップ・レストラン ーヴァーティゴー

Filed under: タイ — mtd @ 1:37:04

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タイは地震がないと言われています。

それが理由のひとつなのか、高層ビルの屋上にオープンエアのレストランが

数件あります。

私が初めて行ったのは、2006年。その当時は、「シロッコ」と「ヴァーティゴ」の

2軒だけだったと思いますが、できた当時は、衝撃的な話題のレストラン(バー)

でした。

2006年には、2軒とも行ったのですが、時間が遅かったせいか、込んでおら

ず、リラックスできる大人の空間でした。

今年、久しぶりに「ヴァーティゴ」に行ってみました。

21時頃に行ったので人で一杯でしたが、なんとか席が空き、座ることができ

ました。

上の写真は、ヴァーティゴの席から外を撮ったものですが、勿論、オープン

エアーでガラス窓はありません。

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ヴァーティゴは、めまいという意味で、バヤンツリーホテルの屋上59階にあり

ます。

面白かったのは、エレベーターの押しボタンの多さ!

ところどころの階数は抜けていますが、59階までのボタンがあります。

「ヴァーティゴ」は、高級ホテルの上という為か、欧米人観光客で一杯でした。

食事をするテーブル席は区切られていますが、飲むだけのカウンター席及び

立ち飲み場所は、「ごったがえして」いたので、人が少ない遅い時間に行くのが

お勧めかと思います。

「シロッコ」の建物の下にもホテルフロアがありますが、下層階は、お店や

オフィスが入っていて、一般人が出入りするせいか、ヴァーティゴよりカジュ

アルな感じです。と言っても、2軒とも、ドレスコードがあります。

ヴァーティゴの客層、特にレストランスペースは、年齢が若干高めで、ファミリー

利用な雰囲気。

シロッコの方が、客層は若干若いです。シロッコは64階。その下のフロアで

エレベーターが止まり、モデルのような背の高い美人がスタイリッシュな

ドレス姿で案内してくれます。この時点で、非日常的な雰囲気にテンションが

上がります。

以前に訪れた時に、「もうすぐ雨になりそうなので、ラストオーダーになりますが、

いかがですか?」と聞かれました。

まだ、雨は降っていなかったので、「雨?」と聞くと、「あちらの方の空色が、

雨が降っている様子で、しばらくするとこちらに来そうなので。」とのこと。

夜の暗い空でしたが、指を指されたところを見ると、なんとなく曇っていて、

その下が雨が降っているのか、グレーの縦筋になっています。

「そんなことがわかるのか!」と感心しました。そう言ってテーブルを回るので、

皆、席を立って帰り支度になったのですが、お店の方は手慣れた様子で、

テーブルや椅子をしまい、カバーをかけ始めました。

雨が降ると、閉ってしまうのも面白いですね。

ルーフ・トップ・レストラン(日本のビアガーデンとは全く違います。笑)は、

非日常感に溢れていますので、とてもワクワクします。お勧めです。

2012/6/16 土曜日

オアシス・シー・ワールド(チャンタブリー)

Filed under: タイ — mtd @ 3:50:47

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↑ 「ピンクのイルカがタイにいる」と、いつ知ったのか、全く覚えていませんが、

ずっと見たいと思っていました。

ネットで調べてみると、チャンタブリーというところの「オアシス・シー・ワールド」

というところにいるとのこと。

しかし、かなり情報が少なく、どうやって行くのか、どんな施設なのか、詳しい

ことは、事前には、あまり把握できませんでした。

チャンタブリーは、バンコクの南東約300km。エカマイの東バスターミナル

から長距離バスで、4〜5時間のところ。

また、オアシス・シー・ワールドは、さらに25km行くところにあるらしい・・・

およそバンコクから日帰りは無理。

宿泊して行くとしても、チャンタブリーの町は、カンボジアに近く、相当な

田舎のようで、他に主だった見どころもなさそう。そのような理由で、訪れる

人がほとんどいないからか、ネット上にもオアシス・シー・ワールドの情報は

少なかったです。

ネット上に情報を載せている方は、バイクや車でタイ全土をくまなく旅行する

マニアックな方(男性)ばかりのようで、オアシス・シー・ワールドについては

少し情報を公開しているのみ。しかも、「日本のシー・ワールド系の施設を

想像しては、いけません。」と、書いてあり・・・

地方の施設で、ほとんど有名ではないことを考えると、想像したのは、

1.かなり田舎の為、公共の乗り物を使っていては、回りきれない土地で、

バンコクからだと2日間必要。

2.特筆できるようなものではない。

上のような理由から、「現実に行くチャンスは、ないかもしれないなぁ。」と、

ここ数年思っていました。

しかし、3月末にパタヤに行くことになり、パタヤからなら、日帰りで行ける

かもしれないと思い、検討してみることにしました。

果たして行く価値があるのかどうか迷ったのですが、友人に話すと、

「行きたいなら行った方がいい。」と言ってくれ、パタヤから車をチャーターして

行くことにしました!

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オアシス・シー・ワールドは、レーム・シン(獅子岬)という、島のように張り出した

土地にあり、途中、長い橋を渡ると、海が見えて、「いよいよ近づいてきた!」と

思ったのですが、その後しばらくは海の見えない道を進みます。

想像していたよりも時間がかかり、パタヤから約3時間かかって到着しました。

車が止まったのですが、どう見ても海が近くにあるようには見えず、「え?ここ?

ここなの?」と、何回もドライバーさんに聞き直したくらい、ただの広場にしか

見えませんでした。

入場口も、ごく小さなもので、この施設の場所は、連れて行ってもらわなけ

れば、自力で行くのはかなり難しいと思いました。

入り口の前には、たくさんの車が止まっていて、 多くの人が訪れている様子。

中に入ってわかったのですが、この施設は、ピンクのイルカのショーをやって

いるのみで、他の生き物はいません。

入り口を入って、すぐ左にショーのプールがあり、右は土産物売り場、その奥

にイルカの飼育用のプールと、魚釣りができる「いけす」、アヒル(白鳥?)型の

足こぎボートに乗れる池、屋台形式で食事ができる場所と、レストランがある

だけでした。

私が行った日は土曜日だったせいか、ショーの客席は、ほとんど埋まって

いて大盛況。小中学生くらいの子供を連れたファミリーでいっぱいでした。

地方の「ほのぼのイルカ園」といった印象です。

ショーのプールの上には、なぜかブルーのシートが張ってあり、折角のピンクの

イルカの色がブルーっぽく見えて、少し残念に思いました。

ショーは35分間で、1日5回。

ゆる〜い芸がほとんどで、上の写真は、ビーチボールをヒレで挟んでトレー

ナーのところに持って帰っているところ。微笑ましかったです。

お客は、イルカが芸をする度に盛り上がり、私もほのぼのと楽しい時間を

過ごすことができました。

ピンクのイルカは、若いうちは、ピンクとグレーのまだらで、成長するに

したがって、グレーの部分が少なくなり、ピンクが少し濃くなるそうです。

ショーに出ているイルカは若いようで、グレーが半分混じっていて完全な

ピンクではありませんでしたが、飼育用のプールにいたイルカは、全身ピンク

でした。

トレーナーの方に伺ったところ、そのピンクのイルカは30歳とのこと。

薄いピンクなのですが、確かにピンクで、全身の姿を何枚も綺麗に写真に

撮れて大満足だったのですが、日本に帰ってきてCDに書き込んだとき、

間違って消してしまいました。(泣)

それで、このブログにもわかりにくい写真しか載せられず、残念です。

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オアシス・シー・ワールドに行くまでの道、チャンタブリーに入ると、人の姿を

見かけなくなりました。

コショウやゴムの農園、ランブータンなどの果樹園が広がり、木々の中を

車が走ります。

また、驚いたのですが、海ではなく、畑に池を掘るような形で、エビの養殖を

している風景が続きます。

海にも近いので、魚介類も豊富に捕れるらしく、「田舎だけど、ここは豊かな

土地です。」と、案内してくれたタイ人の方がおっしゃる通り、「アジアの、

土地の痩せた貧しい田舎」のような悲壮さは感じられず、何ともいえない

安心感があり、心地よい土地でした。

コテージ風の宿泊施設も数件あり、上の写真は、ひとつの施設の敷地

なのですが、人影のない海だけの風景が続いています。

遠浅の為、地元の漁師さんが貝を捕るらしく、この辺りの浜は遊泳できない

とのこと。ビーチのアトラクションはできず、辺りを散歩したり、ゆったり過ごす

リゾートだそうです。

海水浴客もおらず、海の風景だけが見える滞在型のリゾート。

このようなリゾートには、日本人は見かけませんね。(笑)

2012/6/13 水曜日

ノイナー、釈迦頭(しゃかとう)、シュガーアップル

Filed under: タイ, 珍しい果物 — mtd @ 2:13:30

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こちらは、タイ語でノーイナーという名前の果物です。

日本語では、釈迦頭(しゃかとう)、英語では、シュガーアップルといいます。

私の大好きなフルーツですが、残念ながら現在、輸入が解禁されていません。

2年ほど前に、日本で探し回ったのですが、輸入の果物を専門に扱うお店

でも扱っていませんでした。

上の写真は、タイ人の女性が持っているのですが、このくらいが平均的な大きさ

です。

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↑一部の皮を剥いたところです。

通常は、ひと房ごとに皮を手で剥いて食べるのですが、こちらのノーイナーは

大変熟れていて、指で触ると、一気にずるっと皮が剥けました。

果肉も房状になっていて、白い果肉の中には、ひとつずつに黒くて硬い大豆の

ような形の種が入っていますが、今回のものは熟れていて、房の形も崩れしまっ

ており、ただの白っぽいガサガサしたものに見えます。

いくつかの房ごとに分けて食べるのですが、皮を剥いただけで、汁が滴り落ちて

きて、手で持っていると崩れそうなくらいでしたので、口から受けに行くようにして

ごっそり食べました。

ノーイナーの味は、「とにかく甘い!」です。

酸味はなく、初めて食べたときは、「砂糖より甘い!」(ありえませんが)と

思ったほど、甘味が強いフルーツです。

ざらっとしてねっとりした触感で、南国のフルーツ独特のトロピカルな香りがし、

こんなに甘い果物があるのかと思うほど甘いです。

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↑タイ人の方が、「すごくいいノーイナーが安かったの!」と言って、たくさん買

われて、私にも分けてくださいました。

タイ人は、全員ニックネームを持っていますが、ノーイナーという女性向けの

ニックネームもあります。最近は、かわいいニックネームも多くなってきました

が、「えび」とか「ぶた」とか、「なぜこんなニックネーム?」と不思議に思う

呼び名が結構あります。私の知っているノーイナーというニックネームの

タイ人の女性が素敵な方だったせいか、ノーイナーというニックネームの

響きは、かわいいなぁと思います。

2012/4/12 木曜日

タイの国花、ドーク・ラーチャプルック(ゴールデン・シャワー)

Filed under: タイ, — mtd @ 1:12:08

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3月下旬から4月初旬にかけて、約1週間タイへ行ってまいりました。

今回は、バンコクから東にバスで約2時間のパタヤに3泊しました。

黄色の花が咲いている木は、タイの国花で、ドーク・ラーチャプルック

(英語名ゴールデンシャワー) です。バンコクから地方に向かう道沿いに

よく見かけますが、ここまで満開になった木は初めて見ました。

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この木は、パタヤのデュシタニホテルの前庭にありました。

タイ人の方の話によると、だいたい3〜5月にかけて咲くそうです。

タイも地方によって、徐々に開花の時期が移っていくそうです。

デュシタニホテルは、タイの伝統と格式のあるホテルで、パタヤの

ホテルは、前庭、中庭、プライベートビーチの方にも木がたくさん植わっていて、

手入れが行きとどいており、「さすが、デュシタニホテル!」と思わせます。

タイは、熱帯の気候なので、「放っておいても植物は育つ」らしいのですが、

逆に言うと「放っておくと茂ってしまい、大変になる」とのことですので、

すっきりと整ったお庭を見ると、手がかけられているなと感じます。

2012/3/20 火曜日

タイフードプロモーション

Filed under: タイ, 食べ物 — mtd @ 2:34:07

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3月16日に新神戸ANAクラウンホテルのタイフード・プロモーションに伺い

ました。バンコクのインターコンチネンタルホテルのシェフが来日しています。

プロモーションは、23日までだそうです。

ビュッフェですので、強烈にスパイシーなお料理はありませんが、

ソムタムのパパイヤや、味付けに使われているハーブの切り方、料理の

まとめ方、大きさや形など、上品さが感じられました。

どのお料理も美味しく頂きました。

タイに行くと、ホテル以外での食事をしたくなり、出かけることがほとんどで、

あまりホテルのレストランに行くことはありませんが、数回行ったことがあります。

使われている素材がいいですし、盛り付けが美しいです。

一般的なお店では、お目にかかれないような普通のお皿ではない器が使われて

いたり、料理も綺麗に並べられていたり、「こんな風に、盛り付けられるの?」と、

関心することもしばしばです。

ホテルのレストランで頂くタイ料理は、優雅な気分になります。お勧めです。

2011/10/26 水曜日

洪水のアユタヤ観光

Filed under: タイ — mtd @ 0:19:28

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前回のブログに書いたとおり、1995年に訪れた時、アユタヤは洪水

だった為、旅行社からのツアーは出ていなかった様で、観光地には、

ほとんど観光客がいませんでした・・・・

アユタヤは、狭い地域に仏教寺院や遺跡が集中しているので、

洪水ながらも、ガイドブックに載っている主要なところは回ることが

できました。

夕方になってきたので、最後に少し離れたところにある、ワット・プーカオ・

トーンという仏塔に行くことになりました。

すでに辺りは、少し薄暗くなっていました。

上の写真は、ワット・プーカオ・トーンに向かって行く途中に、遠方から姿が

見えてきた時のものです。

周りに建物はなく、湖の中に仏塔が浮かんでいます。

「あそこに行くには、どうすれば????」と思って、国道のような大きな

道から見ていたのですが、友人が近くにいたボートを持っているおじさんに

交渉して、仏塔まで乗せて行ってもらうことになりました。

アユタヤの方は、洪水に慣れているのか、「一家に1ボート」持っているかの

ように、ゴムボートや木のボートが家に備え付けられているのをよく見かけ

ました。私たちを乗せてくださったのも、近くにお住まいの一般の方でした。

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後ろに手漕ぎでボートを漕いでくださっている方と、もう一人の方は、水の中に

入ってボートを仏塔に着けてくださっているところです。

ボートから直接仏塔に上がっているところを、私の友人が写真を撮ってくれ

ました。(当時の写真・・・ファッションが時代を語っていますね。古くて恥ずか

しいですが。笑)

一番上の写真の通り、道から仏塔までは、結構な距離がありました。

仏塔から帰るころには、すっかり暗くなっていました。

ゆったりと進む、手漕ぎのオールの木が擦れる音と、掻かれる水の音だけが

聞こえていました。

手に取るように近くにまで、覆いかぶさるように頭上に伸びているジャン

グルのような木々。

電灯もなく、真っ暗な中を、強靭な体格のタイ人の男性二人に前後で

ボートを漕いでもらっていて、友人と3人でいるとはいえ、暗いという

恐怖と、このままどこかに連れて行かれてしまったらという無用な恐怖も

感じながら・・・・水面には月が映って、幻想的で、異国情緒たっぷりの

印象的な思い出として強く心に残りました。

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↑こちらは、往路に仏塔に近づいた時に撮った写真です。

復路は暗くなっていたので、肉眼では景色は見えたのですが、

美しかった水面を含めた風景は、写真に撮るのは無理でした。

このように、ワット・プーカオ・トーンは、私にとって特別な思い入れのある

仏塔になり、その後アユタヤを訪れた時も、必ず訪れたい仏塔となりました。

そして、数年後、訪れたのですが、私の知っているワット・プーカオ・

トーンがないのです。

遺跡群から少し離れた場所にあるので、トゥクトゥクというオート3輪に

乗って行ったとき、私の記憶とは違うところに向かっているのです。

運転手に、何度も「ワット・プーカオ・トーンよ?」と聞いたのですが、

そうだと言うのです。

着いたところは、田んぼの中に立っている、真っ白でピカピカの仏塔でした。

その時に分かったのですが、私たちが前回訪れた時は、洪水の為に水に

浸かっていたとのことで、通常は田んぼの真ん中に建っているということ。

湖だと思っていたのは、洪水で溜まった水だったのです。

しかも、長年風雨にさらされて損傷が激しかった為に、その後修復され、

真っ白に塗りなおされていました。

表面も凹凸があり、色も黒くなったり、薄い色のところもあったりと、朽ちた

様子が風情があったのに、つるつるピカピカになってしまいました。

今では、修復される以前のワット・プーカオ・トーンの写真は、貴重なものと

なりました。

2011/10/25 火曜日

アユタヤの洪水

Filed under: タイ — mtd @ 1:13:15

連日、タイのアユタヤの洪水の被害のニュースが流れています。

タイでは洪水は、頻繁に起こる災害で、首都バンコクも例外ではありません。

街は、洪水対策を考えた作りになっており、バンコクの大きなショッピング

センターは、大抵道路より階段を上がって、少し高い位置に作られています。

地下鉄に降りて行く階段も、数段ですが、道路より階段を上がってから

降りて行くような作りになっていて、洪水を考えてのことだと聞いています。

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↑こちらは、私が1995年にアユタヤに行ったときの写真です。

当時は、デジカメの時代ではなかったので、フィルム写真をデジカメで

撮り直して載せたものです。(以後の写真も同様)

旅行社のツアーに参加するのではなく、路線バスでバンコクからアユタヤに

行きました。旅行社に申し込んでいれば、恐らくアユタヤのツアーは

洪水の為に出ていなかったと思いますが、私たちは、自分たちだけで

行ったので、アユタヤが洪水になっているとは知らずに出かけてしまいました。

乗った路線バスが、突然止まり、乗客に降りるように言っているようでした。

その当時、タイ語をまだ勉強していなかったので、訳もわからないまま、

国道のような、何も目印のないような道に降ろされてしまいました。

「駅はあっちだから」と指さされる方を見ると、道はすっかり洪水で、写真の

ような状態でした。タイ人の人に、そこを通って行きなさいというような

ゼスチャーをされたので、仕方なく積まれた土のうの上を歩きましたが、

暫くして土のうも埋まり、水に浸かって歩くことになりました。

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友人が歩いていくのを、後ろから私が写真を撮ったものです。

当時は無知だったので、言われるがままに水に浸かって歩いて行ったの

ですが、今は、極力お勧めはできません。

この時は、何も問題なかったのですが、数年後、水かけ祭りに行った際、

掛けられた水が不潔だった為、気づかなかったのですが、目に入って

しまったようで、その後、数日大量の目ヤニが出たことがあります。

もし、皮膚に傷などがあって、雑菌が入ったら、病気にかかるかもしれ

ません。

日本では、なかなかない状況ですし、現地の方が水の中を歩いているし、

少し興味も湧いて、同じように入ってしまうと、病気になる危険性があります。

今では、絶対に水には入らないと思います。

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