2009/11/11 水曜日

タイ料理:ヤム・ホイ・マレーン

Filed under: タイ, 料理 — mtd @ 0:41:25

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こちらもタイフードフェアに出ていた「ピリ辛シーフードサラダ」と題がついていた

お料理です。

メインは、ムール貝とホタテの貝柱を使っていました。

「ヤム」とは、「サラダ」と訳されるのですが、サラダというと野菜のイメージがあり

ますが、タイのヤムは、大ざっぱにいうと、「ナンプラー、ライム汁で味付けした、

熱くない和え物」で、肉類や魚介類がメインの素材のときも結構あります。

今回の「ピリ辛シーフードサラダ」は、タイの「ヤム・ホイ・マレーン」の類似のもの

だと思われます。

ホイ・マレーンはムール貝のことです。普通はムール貝のみで作られるものです

が、ムール貝は日本では手に入りにくいことと、馴染みがあって食べやすいホタ

テの貝柱も加えられたのかと想像します。ホタテは寒いところで捕られるから

でしょうか、タイには大きなホタテの貝柱はありません。

「ホイ・マレーンは、珍しいですね。」とタイ人シェフの方に聞くと、「ニュージーランド

からの輸入物です。」とのことでした。

ヤム・ホイ・マレーンは、私がタイでカービングの先生と会うときに、よく注文する

メニューです。

日本のタイ料理店では、ほとんど見かけないお料理ですし、タイに行って

友人同士で食事をする際も、食べる機会の少ない料理です。

新鮮な素材を扱っている店でなければ、怖くて食べられない料理なので、

「食べても大丈夫なお店」とわかっていなければ、注文ができません。

タイ人の先生と食べに行くと、完全に「タイ人の味」でお料理が出てくるので、

半端なく辛いです。

「何食べに行く?」と聞かれると、「ヤム・ホイ・マレーン。」と、何回答えたこと

でしょう・・・

私にとっては、タイ人の先生との思い出深い料理のひとつです。

 

 

2009/11/10 火曜日

タイ料理:ラープ・ムー

Filed under: タイ, 料理 — mtd @ 2:09:02

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こちらは、先日のタイフードフェアで出ていた、「ラープ・ムー」という料理で、

一般的なタイ料理のひとつです。

ラープと呼ばれる和え物には、素材違いでさまざまな種類がありますが、

ラープ・ムーが最も一般的かと思います。ムーとは、豚のことで、豚のひき肉を

メインに、小玉ねぎのスライス、ミントなどの香草を加えて、ライムのしぼり汁と

ナンプラーで味付けした、さっぱりとした味の和え物です。

食べたときに、特には感じないのですが、この料理の特徴は、米粉を炒った

ものを加えていることです。

日本人に好まれるタイ料理のひとつで、私も友人とタイ料理を食べに行くと

誰かが必ず頼んでいて、気がついたらテーブルに並んでいます。

こちらは、タイの東北地方の料理で、東北地方の料理は、とうがらしの辛みが

強いことが多く、この料理も本場のタイで食べるとかなり辛いものです。

この写真のお皿は、オレンジととうがらしを使って、かわいらしく盛り付けされて

います。

実質3人で、毎日80人前近くのタイ料理を作っていたそうで、「時間があったら、

綺麗にお皿に盛りつけるんだけど・・・・」とシェフがおっしゃっていましたが、

ラインチタイムの第一番目に並べられたお皿には、このように盛り付けにも

手を加えていらっしゃいました。

2009/11/8 日曜日

砂糖か塩か・・・

Filed under: タイ, 料理 — mtd @ 0:02:28

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こちらは、タイフードフェアでのタピオカとココナッツミルクのデザートです。

私が、このデザートを食べようとしていたとき、同席してたタイ人シェフの方が、

「塩を振ると美味しいわよ。」と言いました。

アドバイスをしてくれた彼女は、フルーツを食べるときに塩を振りませんが、

別のタイ人スタッフの方は、フルーツを食べる時に、毎回テーブルに置いてある

塩をかけていました。

ビュッフェでお皿に取り分けたオレンジに、毎回塩をかけるのです。

私がそれを見て、タイ人だなぁと思い、笑うのですが、ほかのタイ人の方は

誰も驚かないし、塩を振っているご本人も、「何?何で笑ってるの?」と、逆に

不思議がっていました。

タイに行くと、ほとんどのタイ料理店には、「絞ったミカンジュース」があります。

1杯のグラスには、生のミカンを数個絞ってあり、果肉も含まれています。

旅先では生の野菜や果物を取る機会が少ないので、「絞ったミカンジュース」を

頼むことがありますが、必ず塩が入っています。

それは、隠し味の域を超えて、はっきりと塩が入っているのを認識できるほどの

塩味がします。

以前、タイ人の方にカボチャを使ったデザートの作り方を習った時も、

「塩を入れると味がよくなる。」と言って、塩を入れていました。

勿論、お菓子作りの際には、隠し味というか、甘みを増す目的のために塩を入れる

こともありますが、タイの方は、「デザートには、塩」という考えも自然なようです。

タイ人は、料理には砂糖を足すのに、デザートには塩を足す。

私は、タイ料理を頂くようになって、味に対する許容が大きく広がりました。

 

 

2009/11/2 月曜日

タイフードフェアが終了しました。

Filed under: カービング — mtd @ 0:51:45

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スイスホテル南海大阪で行われていたタイフードフェアが11月1日に終了

しました。後半は、ほぼ毎日ランチタイムに伺いました。

入り口の外側に、タイをイメージしたボードや、テーブルが置いてあり、

私が彫ったカービングを、毎日1個ずつ、この入り口のテーブルに置いてください

ました。毎日私の作品が、入り口のテーブルの上に増えていきました。

毎朝、ディスプレイされたテーブルを見て入り口をくぐるときは、幸せな気持ちに

なりました。

最終日には、上の写真の左から4つ目までが私の作品になりました。

外の目立つところに飾ってくださったのは、タイ人シェフの方々の気遣いに

違いありません。

この度来日されたタイ人スタッフの方は、4名でしたが、タイシェフ協会会長の

ジャムノン シェフとカービングを担当していた若い女性のシェフが、私を大変

大事に扱ってくださり、その影響で、他のお二人も好意的に迎えてくださいました。

タイ人の方も、日本語の敬語と同じではないのですが、丁寧な言葉遣いがあり、

今回、その丁寧な言葉遣いをしてくださったのに驚き、申し訳なく感じたほどです。

スイスホテルの方々にも、毎朝デモンストレーションの為のテーブルのセッティ

ング、ディスプレイとカービング用の野菜や果物の準備等、お世話になりました。

また、私が伺っていた日には、毎回受講生の方や知人の方にお越し頂き、

大変嬉しく、心強かったです。

イベントに参加するのは、やはり不安な気持ちがありますので、顔見知りの方に

お運び頂くのは、かなり嬉しいことなのです。

皆さまにお礼申し上げます。

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2009/11/1 日曜日

パパイヤのディスプレイ、上か下か・・・

Filed under: カービング, 珍しい野菜 — mtd @ 20:59:25

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31日は、青い(熟れていない)パパイヤを用意してくださったので、パパイヤの

カービングをしました。

上の写真は、パパイヤが自然に生っているいる状態の向きで置いています。

写真のパパイヤの上側に茎があって、ぶら下がっています。

私は、どうしても、この「茎が付いていた部分を上側にして」カービングをしてしまう

のですが、タイの方は、茎がついていた方を下側にしてパパイヤを置きます。

毎回、そのことを忘れてしまうのです。

今回も、私は、茎の部分を上側にしてカービングをしました。上の写真の向きです。

カービングがある程度終わったとき、タイ人スタッフの方に手渡してお見せすると、

「きれい〜」と言って、上下反対にして見たのです!

その姿を見た時、「あ〜、またやってしまった!!」と気がつきました。

慌てて、上下反対に持って、残りのカービングをしました。

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それが、この上の写真です。

なんだか自分では、微妙に落ち着かない出来となりました・・・・

パパイヤが手に入りにくいので、期間があいて、次回パパイヤのカービングを

するときに、忘れないように覚えておかなければいけません!

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