タイ料理:ヤム・ホイ・マレーン
こちらもタイフードフェアに出ていた「ピリ辛シーフードサラダ」と題がついていた
お料理です。
メインは、ムール貝とホタテの貝柱を使っていました。
「ヤム」とは、「サラダ」と訳されるのですが、サラダというと野菜のイメージがあり
ますが、タイのヤムは、大ざっぱにいうと、「ナンプラー、ライム汁で味付けした、
熱くない和え物」で、肉類や魚介類がメインの素材のときも結構あります。
今回の「ピリ辛シーフードサラダ」は、タイの「ヤム・ホイ・マレーン」の類似のもの
だと思われます。
ホイ・マレーンはムール貝のことです。普通はムール貝のみで作られるものです
が、ムール貝は日本では手に入りにくいことと、馴染みがあって食べやすいホタ
テの貝柱も加えられたのかと想像します。ホタテは寒いところで捕られるから
でしょうか、タイには大きなホタテの貝柱はありません。
「ホイ・マレーンは、珍しいですね。」とタイ人シェフの方に聞くと、「ニュージーランド
からの輸入物です。」とのことでした。
ヤム・ホイ・マレーンは、私がタイでカービングの先生と会うときに、よく注文する
メニューです。
日本のタイ料理店では、ほとんど見かけないお料理ですし、タイに行って
友人同士で食事をする際も、食べる機会の少ない料理です。
新鮮な素材を扱っている店でなければ、怖くて食べられない料理なので、
「食べても大丈夫なお店」とわかっていなければ、注文ができません。
タイ人の先生と食べに行くと、完全に「タイ人の味」でお料理が出てくるので、
半端なく辛いです。
「何食べに行く?」と聞かれると、「ヤム・ホイ・マレーン。」と、何回答えたこと
でしょう・・・
私にとっては、タイ人の先生との思い出深い料理のひとつです。