2016/5/21 土曜日

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にんじん1本そのままを彫りました

Filed under: カービング, 生徒さんの作品, carving — mtd @ 0:21:38

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姫路教室で、にんじんそのまま1本を彫る課題をしました。

パーツを切り取って花びらを作り、1枚1枚の花びらが開いたようになり

ます。

接着剤などでくっつけているパーツはありません。

切り取る部分が多いので、切り取ったパーツもお持ち帰りいただき、お料

理に使っていただくようにお願いしました。

カービングの作品をご覧いただく際、「もったいない」とよく言われま

す。

一つは好意的な意味で、「綺麗だから、こんなの食べられない、もったい

ない。」というものと、一つは否定的な意味で、「食べ物を切り刻んで

無駄にして、もったいない。」 というご意見です。

後者の方のご意見を伺うと、とても悲しい気持ちになります。

そのような時は、「切り取った部分も捨てずに料理していただいてい

ます。」と申し上げます。

もったいないという考えは、日本の、ものを大切にする考えだと思い

ます。

東南アジアの方とお話すると、「野菜は安い。いくらでもある。」とい

うご意見を伺います。気候の熱い国は、植物は放っておいてても育つ、

というお気持ちがあるようです。米も1年に何毛作もできるくらいです。

気候が熱い国では、食べ物は傷みやすく、傷んだものを食べるより処分

した方がいい。日本人よりも食べ物を廃棄することに躊躇が少ないよう

に感じます。

野菜や果物のカービングが東南アジアの国で発達したのもそういう土地

的な背景があるのかもしれないと思います。

さて、私はレッスンの際、いつも野菜を皮むきした状態で、皆さんに

お渡しして細工を始めます。

ということで、 今回は皮むきした部分だけでも大量にありましたので、

持ち帰ってシチューにしています。

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