2012/6/13 水曜日

ノイナー、釈迦頭(しゃかとう)、シュガーアップル

Filed under: タイ, 珍しい果物 — mtd @ 2:13:30

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こちらは、タイ語でノーイナーという名前の果物です。

日本語では、釈迦頭(しゃかとう)、英語では、シュガーアップルといいます。

私の大好きなフルーツですが、残念ながら現在、輸入が解禁されていません。

2年ほど前に、日本で探し回ったのですが、輸入の果物を専門に扱うお店

でも扱っていませんでした。

上の写真は、タイ人の女性が持っているのですが、このくらいが平均的な大きさ

です。

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↑一部の皮を剥いたところです。

通常は、ひと房ごとに皮を手で剥いて食べるのですが、こちらのノーイナーは

大変熟れていて、指で触ると、一気にずるっと皮が剥けました。

果肉も房状になっていて、白い果肉の中には、ひとつずつに黒くて硬い大豆の

ような形の種が入っていますが、今回のものは熟れていて、房の形も崩れしまっ

ており、ただの白っぽいガサガサしたものに見えます。

いくつかの房ごとに分けて食べるのですが、皮を剥いただけで、汁が滴り落ちて

きて、手で持っていると崩れそうなくらいでしたので、口から受けに行くようにして

ごっそり食べました。

ノーイナーの味は、「とにかく甘い!」です。

酸味はなく、初めて食べたときは、「砂糖より甘い!」(ありえませんが)と

思ったほど、甘味が強いフルーツです。

ざらっとしてねっとりした触感で、南国のフルーツ独特のトロピカルな香りがし、

こんなに甘い果物があるのかと思うほど甘いです。

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↑タイ人の方が、「すごくいいノーイナーが安かったの!」と言って、たくさん買

われて、私にも分けてくださいました。

タイ人は、全員ニックネームを持っていますが、ノーイナーという女性向けの

ニックネームもあります。最近は、かわいいニックネームも多くなってきました

が、「えび」とか「ぶた」とか、「なぜこんなニックネーム?」と不思議に思う

呼び名が結構あります。私の知っているノーイナーというニックネームの

タイ人の女性が素敵な方だったせいか、ノーイナーというニックネームの

響きは、かわいいなぁと思います。

2009/3/29 日曜日

赤いドラゴンフルーツ

Filed under: タイ, 珍しい果物 — mtd @ 23:07:58

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ドラゴンフルーツの皮は、ショッキングピンク(これは日本語ですね???)で、

ところどころに突起があり、サボテン科と聞くと、「そうか!」となんとなく納得

できるような変わった果実です。

生っている姿も独特で、 アロエとか、カニシャボのような細長く伸びた

緑のサボテンの葉を想像して頂き、その先にポコッとひとつずつ

あの派手なピンクの丸い果実が生っている・・・・

トロピカルフルーツの生っている姿は、日本人の私から見ると、かなり個性的で、

実際に見ると、「ええっ?こんな風に生っているの?」と驚くことが多いです。

ドラゴンフルーツの果肉は、白いものと、この写真のように赤いものとがあります。

個性的な見かけに反して、味はかなり淡白で、無味無臭に近く、なんとなく

青臭さを感じるかもしれないというくらいです。

中の細かい種もキウイフルーツのように、食べていても気になりません。

舌触りもキウイフルーツに似ています。

赤い実のものを頂くのは、今回が初めてでしたが、このように鮮やかな赤い

色をした野菜や果物は、共通の風味があります。

ビーツやほうれん草の根っこの、ちょっと土臭いような味と香りに似ています。

含まれる栄養素に関係するのではないかと思います。

様々な栄養素が豊富に含まれているのに、カロリーが低いのでヘルシーです。

2009/3/24 火曜日

晩白柚

Filed under: 食べ物, 珍しい果物 — mtd @ 2:06:26

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こちらは、晩白柚 (ばんぺいゆ)で、ザボンの一種です。

大きなものは、人の顔くらいあります。

果物売り場に置かれている姿は、存在感があって、去年から気になる存在

でしたが、大きさ故に(?)それなりのお値段と、体力的に持って帰ることが

できない・・・

他の物を買う目的で食品売り場に行って、たまたま売られているのを“見つける”

ので、目的の物を買って、それに加えて大きな晩白柚「も」買うのは無理だから

です。

しかし、皆さんも同じ理由からなのか、すぐに購入されて品切れになる果物では

ないので、売られているところを覚えていて、今年は買ってみたいと思っていま

した。

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かなり大きなものなので、一つ買うと何度かに分けて食べきります。

今年は3つ食べる機会がありました。

初めての晩白柚は、皮を剥くときに、爽やかな花のように甘い香りが立ち、

暫く皮に鼻を当てて香りを楽しんだほどでした。

果肉はパサパサした感じで、ザボン類は収穫してから日にちを置いておく

ことが可能なので、その為なのかなと思いました。

味より香りが気に入って、また機会があったら買ってみたいと思っていた

ところ、思いがけずひとつ頂きました。

2個目の晩白柚は、皮はグレープフルーツの香りがしました。

そして、房を切り離そうとしても、房同士がしっかりとくっついていて、

なかなか分けることができませんでした。

そして、果肉の一粒一粒もしっかりとしていて硬く、こんなに歯ごたえの

ある柑橘類を食べたことがありません。

こちらの果肉は、菊のような香りがしました。

1個目と2個目の香りが、かなり違っていたので、3個目を買ってみました。

3個目は、香りはほとんどしませんでした。

果肉は、2個目と同じように、房同士もしっかりくっついていて、一粒一粒も

硬く、歯ごたえがありました。

タイには、「ソムオー」というやはりザボンの一種がありますが、なんだかソムオーに

似ているなと思いました。

ソムオーは癖がなく、さっぱりとしているので大変食べやすい人気の柑橘です。

(皮の色は緑で、グレープフルーツより大きいです)

3個とも香りの印象が全く違っていて、改めて果物は生き物なのだと思いました。

2009/3/19 木曜日

パッションフルーツ

Filed under: 気になったもの, 珍しい果物 — mtd @ 0:22:45

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こちらは、パッションフルーツです。

パッションフルーツの原産国は、南米だそうです。

タイでもありますが、“すごく”一般的かというと、そうではないかと思います。

私の「香りが好きな果物」と言えば、グァバとパッションフルーツです。

グァバは、カットする前の皮からも甘い香りがしますが、パッションフルーツは、

つるんとした硬い皮をしていて、カットしてない皮からは、香りはしません。

しかし、半分にカットすると、なんとも言えない甘くて爽やかな香りが

ふわっと立って、思わず目を閉じてしばらくそのトロピカルな香りを楽しみます。

大きさは、テニスボールを若干小さくしたくらいで(左は、私の握り拳です。)、

右のように皮がシワシワになったら食べごろだと言われていますが、

中央のものもすでに食べごろだと言われました。

今回購入したのは、沖縄産のパッションフルーツです。
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こちらは、半分にカットしたところです。

1cm弱の大きさの黒い種を黄色い果肉が覆っていて、スイカの種より少し小さい

くらいの種なので、食べるには大きいと感じるかもしれませんが、種のまま頂き

ます。

種は堅い目で、パリパリと破裂音がするくらいですが、心地よい歯ごたえです。

オレンジと桃、レモンが混ざったような味で、酸味があります。

香りが良いので、単独で食べるより、ジュースやお菓子に他のフルーツとミックス

して加工されることが多いようです。

子供の頃、学校の帰り道にあるお宅の垣根に、「時計草(トケイソウ)」の蔦が

絡んでいて、不思議な花が咲いていました。その花を見るのが楽しみで、

時計草の花が大好きになりました。

その後、パッションフルーツが、時計草の果実だと知って驚きました。

私にとって、時計草、パッションフルーツは、思い入れのある植物です。

2009/3/11 水曜日

マンゴスチン

Filed under: タイ, 食べ物, 珍しい果物 — mtd @ 0:07:41

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マンゴスチンは2003年4月に輸入が解禁され、その後度々目にするようになり

ました。

「現地で食べるトロピカルフルーツに比べて、輸入されたトロピカルフルーツの

美味しさの方が勝った」という経験を持たない私は、ここ数年は、日本で売られ

ているトロピカルフルーツを買うことは滅多にありませんでした。

マンゴスチンが売られているのを見ても、期待を裏切られたときのことを思うと、

購入する意欲が沸きません。

しかし、先日、時々立ち寄る食品売り場で、マンゴスチンが売られていたのに

気が付いて、日本で買ったことがなかったので、買ってみることにしました。

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3つ購入したのですが、食べようと思い、皮に爪を立てても、硬くて割れません。

「?????」この時点で何か変だと感じたのですが・・・・・

マンゴスチンは、1cm弱の厚みの外皮の中に、白い実が詰まっています。

タイでは皮に爪を立てて切り込みを入れ、パカッと二つに引き割ります。

そうすると、外皮だけが切れて、中身が綺麗なまま姿を現します。

現地のマンゴスチンの外皮も硬めではありますが、通常は爪を立てられるくらいの

硬さなので、爪が入らないというのは、“おかしい”のです。

気を取り直して、ナイフで皮を切ってみることにしました。

しかし、ナイフで切ろうとしても、刃が立ちません。

「かたー!(関西弁)」

はぁはぁ言わなければ切れないくらいです。

なんとか1個割ってみると、中身は黄土色をして半分腐っている様子。

「これもか・・・」

輸入されたトロピカルフルーツが、食べられる状態ではなかったときの

いつもの落胆・・・・

残りの二つは、なんとか食べられる限界のコンディションでした。(上の画像です。)

当然美味しくありませんでした。

マンゴスチンの外皮と実の間のクッションになっているところは、紫色をしていて

染料にも使われるのですが、こちらのマンゴスチンは乾燥して、茶色をしていま

した。その様子を見ても、新鮮ではなかったと思います。

トロピカルフルーツの正常な状態を知る前は、日本で売られているトロピカル

フルーツを試しに買ってみては、それが“ちゃんとおいしく食べられる状態なのか”

判断がつかず、「これって、本当はこんなのなのかな?」と疑問が解けないまま

フェードアウト。

多分、私のような経験をされていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

食べごろも食べ方も見当がつかない、ましてや素材自体が食べられる状態でない

ようなものを販売するのは、大きなイメージダウンではないかと思います。

「果物の女王」と呼ばれるほど繊細な風味を持つマンゴスチン。

日本でも、そのおいしさを味わえるようになるのを期待します。

2009/3/10 火曜日

チェリモヤ

Filed under: 食べ物, 珍しい果物 — mtd @ 1:02:57

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グァバを捜し求めているのと共に、シュガーアップルも探していますが、

なかなか見つかりません。和名は釈迦頭 (しゃかとう)、タイではノーイナーと

呼ばれています。

シュガーアップルはその名のとおり、“かなり”甘いのです。ただし、全く

“アップル”ではありません。

初めて頂いたときは、「砂糖よりも甘い???」と思ったほど、「甘ったるかった」

のです。(笑)

しかし、甘いものが大好きな私は、その濃厚な香りと甘さにノックアウトされました。

残念なことに、タイのグァバと同様に、シュガーアップルも手に入らず、なんとなく

見かけが似ているチェリモヤを見ていると、お店の方が「シュガーアップルよりも

おいしいですよ。」と勧めてくださったので、ひとつ買ってみました。
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この写真では私の拳の方が大きく写っていますが、実際には私の手より一回り

大きいです。(私は女性で、手は小さいほうですが。)

切ってみると大きな黒い種がゴロゴロごろと入っています。

食べ頃のものを選んでもらったので、果肉は熟れて柔らかくネットリしているよう

でした。

チェリモヤは外側の皮が細かく鳥の羽のように分かれていましたが、中身は

別れておらず、ひとつでした。

シュガーアップルは、スナックパインのように、ひと房ひと房ちぎることができます。

チェリモヤは、独特の臭いがありました。ドリアンほどではありませんが、似たような

薄い臭いがあるので、好き嫌いの好みは別れるかもしれません。

食感は、洋ナシをもっと熟れさせたような、舌の上で簡単に崩れるような柔らかさ。

バナナとりんごを足したような風味で、少し苦味も感じます。

シュガーアップルは、苦味も臭いもありませんし、もっと甘味も強いです。

私の好みは、圧倒的にシュガーアップルの方でした。

※その後わかったことですが、タイ産のグァバとシュガーアップルの輸入は

解禁されていないとのことです。

2009/3/2 月曜日

グァバ

Filed under: 食べ物, 珍しい果物 — mtd @ 0:16:11

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こちらはメキシコ産のグァバです。(左は500mlのペットボトルです)

私はタイに行くと、食事のときによくフレッシュジュースを飲みます。

簡単に食事が取れるフードコートは、ちょっとしたショッピングセンターには

必ずあり、フレッシュな果物や野菜をジューサーでジュースにしてくれる

ジュースバーもかなりの確立で入っています。

私が一番好きなのはグァバです。ジュースでなくてもカットして頂くのも

好きで、グァバをみつけたら購入します。

日本で手に入ると嬉しいのですが、残念なことに私の住んでいる地域で、

タイと同じ種類のグァバを見たことはありません。

こちらのグァバもメキシコ産で、タイのグァバとはかなり違います。

guhan101-iyyo.jpg(半分にカットしたところです。)

まずは大きさですが、こちらのグァバは、直径が5cmほどでゴルフボールを一回り

大きくしたくらいの印象ですが、タイのグァバは直径が8cm前後でグレープ

フルーツくらいの大きさがあります。

そして、皮の色ですが、こちらは薄い黄色。タイのものは鮮やかな黄緑です。

そして一番の違いは、食感です。こちらのグァバは、中心が少しねっとりとし、

なんとなくクリーミーな感じさえしました。

タイのグァバはりんごを硬くしたような果肉で、噛むとバリッと大きな音がするくらい

実がしっかりとしていて、私がタイのグァバが好きな理由のひとつでもあります。

メキシコ産グァバを頂くのは初めてでしたので、ドキドキしながら買ってきた袋を

開けると、ほわっと独特の甘い香りが飛び出してきて、「あ〜、この香り!」と

心が躍りました。

グァバは皮のまま頂くのですが、こちらのグァバは柔らかく、タイのものとは

食感が違いましたが、それはそれで美味しいと感じ、「やはりグァバは好き

だなぁ。」と南国の気分に浸りました。

2009/2/28 土曜日

食用ほおずき

Filed under: 食べ物, 珍しい果物 — mtd @ 23:59:03

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T 様に食用のほおずきを頂きました。

売られているのは知っていましたが、初めて手に取って見ることができました。

外の袋は枯れて葉脈が目立っていて、カサカサとしていました。

皮だけをナイフできるつもりだったのですが、 中の実が袋一杯に大きく入って

いて、実にまでナイフの刃が入ってしまいました。

上の画像の実の右側に亀裂が入っているのは、そのせいです。

ほおずきの実は、オレンジだと思っていたので、黄色い実が袋の中から出てきた

ときには驚きました。

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半分に実を切ってみると、プチトマトより細かい種がびっしりと入っていました。

また驚いたことは、切り口が大変瑞々しく光っていたことです。

外の袋が枯れたイメージでしたので、中身も乾燥しているのかと想像していま

したが、ピカピカと輝いていました。

酸味のあるプチトマトのような味だと聞いていたので、そのようなつもりで

口に運んだのですが、独特の深い味わいにまたまた驚きました。

苦味があるような南国のフルーツのような、爽やかというより、濃厚で複雑な味。

その味を理解するのに、かなり頭が回転しました。(笑)

不思議な味を理解する為に、売られているのを見つけたら、ぜひ買ってみたいと

思います。

2008/12/7 日曜日

讃岐ゴールドキウイ

Filed under: 珍しい果物 — mtd @ 22:57:37

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日本産のキウイが売られていました。

「讃岐ゴールドキウイ」と書かれてあって、大きさが3種類売られていましたが、

一番大きなサイズのものを買いました。

こんなに大きなキウイは初めて見ました。

上の画像の右側においているのは、500mlのペットボトルです。

縦の長さが短めなので、まん丸い形に見えます。

上の写真ではわかり難いかもしれませんので、私の手を隣に置いて撮って

みました。

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私の手は、女性でも小さいほうですが、このキウイは握りこぶしと同じくらいの

大きさです。

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そして中央でカットしてみました。

左側が普通サイズのキウイです。比べてみるとかなり大きいですね。

お味は、普通のキウイより渋みがなく、癖もなくて頂き易いと思いました。

2008/12/1 月曜日

レインボーキウイ

Filed under: カービング, 珍しい果物 — mtd @ 1:13:09

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レインボーキウイというキウイが売られていました。普通のキウイより甘いと書いて

いたので買ってみました。

できればカービングもしてみたいと思っていたのですが、かなり熟れていて

持ち上げただけでも壊れてしまいそうなくらい柔らかくなっていたので

簡単にギザギザにカットしてみました。

半分にカットすると、果肉の中心が美しい赤い色をしていました。

かなり熟れていたせいか、赤い色の外側は茶色に近い緑でした。

若い状態だったら、緑の部分が鮮やかな色だったのかもしれません。

普通のキウイよりサイズはひとまわり小さく、書かれていた通り、

そして熟れていたことも手伝ってかとても甘く、見つけたら是非また購入したいと

思います。

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