2009/11/8 日曜日

砂糖か塩か・・・

Filed under: タイ, 料理 — mtd @ 0:02:28

tap053.jpg 

こちらは、タイフードフェアでのタピオカとココナッツミルクのデザートです。

私が、このデザートを食べようとしていたとき、同席してたタイ人シェフの方が、

「塩を振ると美味しいわよ。」と言いました。

アドバイスをしてくれた彼女は、フルーツを食べるときに塩を振りませんが、

別のタイ人スタッフの方は、フルーツを食べる時に、毎回テーブルに置いてある

塩をかけていました。

ビュッフェでお皿に取り分けたオレンジに、毎回塩をかけるのです。

私がそれを見て、タイ人だなぁと思い、笑うのですが、ほかのタイ人の方は

誰も驚かないし、塩を振っているご本人も、「何?何で笑ってるの?」と、逆に

不思議がっていました。

タイに行くと、ほとんどのタイ料理店には、「絞ったミカンジュース」があります。

1杯のグラスには、生のミカンを数個絞ってあり、果肉も含まれています。

旅先では生の野菜や果物を取る機会が少ないので、「絞ったミカンジュース」を

頼むことがありますが、必ず塩が入っています。

それは、隠し味の域を超えて、はっきりと塩が入っているのを認識できるほどの

塩味がします。

以前、タイ人の方にカボチャを使ったデザートの作り方を習った時も、

「塩を入れると味がよくなる。」と言って、塩を入れていました。

勿論、お菓子作りの際には、隠し味というか、甘みを増す目的のために塩を入れる

こともありますが、タイの方は、「デザートには、塩」という考えも自然なようです。

タイ人は、料理には砂糖を足すのに、デザートには塩を足す。

私は、タイ料理を頂くようになって、味に対する許容が大きく広がりました。

 

 

次のページ »

Copyright(c) Mango Tree Decoration all rights reserved