2012/6/16 土曜日

オアシス・シー・ワールド(チャンタブリー)

Filed under: タイ — mtd @ 3:50:47

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↑ 「ピンクのイルカがタイにいる」と、いつ知ったのか、全く覚えていませんが、

ずっと見たいと思っていました。

ネットで調べてみると、チャンタブリーというところの「オアシス・シー・ワールド」

というところにいるとのこと。

しかし、かなり情報が少なく、どうやって行くのか、どんな施設なのか、詳しい

ことは、事前には、あまり把握できませんでした。

チャンタブリーは、バンコクの南東約300km。エカマイの東バスターミナル

から長距離バスで、4〜5時間のところ。

また、オアシス・シー・ワールドは、さらに25km行くところにあるらしい・・・

およそバンコクから日帰りは無理。

宿泊して行くとしても、チャンタブリーの町は、カンボジアに近く、相当な

田舎のようで、他に主だった見どころもなさそう。そのような理由で、訪れる

人がほとんどいないからか、ネット上にもオアシス・シー・ワールドの情報は

少なかったです。

ネット上に情報を載せている方は、バイクや車でタイ全土をくまなく旅行する

マニアックな方(男性)ばかりのようで、オアシス・シー・ワールドについては

少し情報を公開しているのみ。しかも、「日本のシー・ワールド系の施設を

想像しては、いけません。」と、書いてあり・・・

地方の施設で、ほとんど有名ではないことを考えると、想像したのは、

1.かなり田舎の為、公共の乗り物を使っていては、回りきれない土地で、

バンコクからだと2日間必要。

2.特筆できるようなものではない。

上のような理由から、「現実に行くチャンスは、ないかもしれないなぁ。」と、

ここ数年思っていました。

しかし、3月末にパタヤに行くことになり、パタヤからなら、日帰りで行ける

かもしれないと思い、検討してみることにしました。

果たして行く価値があるのかどうか迷ったのですが、友人に話すと、

「行きたいなら行った方がいい。」と言ってくれ、パタヤから車をチャーターして

行くことにしました!

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オアシス・シー・ワールドは、レーム・シン(獅子岬)という、島のように張り出した

土地にあり、途中、長い橋を渡ると、海が見えて、「いよいよ近づいてきた!」と

思ったのですが、その後しばらくは海の見えない道を進みます。

想像していたよりも時間がかかり、パタヤから約3時間かかって到着しました。

車が止まったのですが、どう見ても海が近くにあるようには見えず、「え?ここ?

ここなの?」と、何回もドライバーさんに聞き直したくらい、ただの広場にしか

見えませんでした。

入場口も、ごく小さなもので、この施設の場所は、連れて行ってもらわなけ

れば、自力で行くのはかなり難しいと思いました。

入り口の前には、たくさんの車が止まっていて、 多くの人が訪れている様子。

中に入ってわかったのですが、この施設は、ピンクのイルカのショーをやって

いるのみで、他の生き物はいません。

入り口を入って、すぐ左にショーのプールがあり、右は土産物売り場、その奥

にイルカの飼育用のプールと、魚釣りができる「いけす」、アヒル(白鳥?)型の

足こぎボートに乗れる池、屋台形式で食事ができる場所と、レストランがある

だけでした。

私が行った日は土曜日だったせいか、ショーの客席は、ほとんど埋まって

いて大盛況。小中学生くらいの子供を連れたファミリーでいっぱいでした。

地方の「ほのぼのイルカ園」といった印象です。

ショーのプールの上には、なぜかブルーのシートが張ってあり、折角のピンクの

イルカの色がブルーっぽく見えて、少し残念に思いました。

ショーは35分間で、1日5回。

ゆる〜い芸がほとんどで、上の写真は、ビーチボールをヒレで挟んでトレー

ナーのところに持って帰っているところ。微笑ましかったです。

お客は、イルカが芸をする度に盛り上がり、私もほのぼのと楽しい時間を

過ごすことができました。

ピンクのイルカは、若いうちは、ピンクとグレーのまだらで、成長するに

したがって、グレーの部分が少なくなり、ピンクが少し濃くなるそうです。

ショーに出ているイルカは若いようで、グレーが半分混じっていて完全な

ピンクではありませんでしたが、飼育用のプールにいたイルカは、全身ピンク

でした。

トレーナーの方に伺ったところ、そのピンクのイルカは30歳とのこと。

薄いピンクなのですが、確かにピンクで、全身の姿を何枚も綺麗に写真に

撮れて大満足だったのですが、日本に帰ってきてCDに書き込んだとき、

間違って消してしまいました。(泣)

それで、このブログにもわかりにくい写真しか載せられず、残念です。

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オアシス・シー・ワールドに行くまでの道、チャンタブリーに入ると、人の姿を

見かけなくなりました。

コショウやゴムの農園、ランブータンなどの果樹園が広がり、木々の中を

車が走ります。

また、驚いたのですが、海ではなく、畑に池を掘るような形で、エビの養殖を

している風景が続きます。

海にも近いので、魚介類も豊富に捕れるらしく、「田舎だけど、ここは豊かな

土地です。」と、案内してくれたタイ人の方がおっしゃる通り、「アジアの、

土地の痩せた貧しい田舎」のような悲壮さは感じられず、何ともいえない

安心感があり、心地よい土地でした。

コテージ風の宿泊施設も数件あり、上の写真は、ひとつの施設の敷地

なのですが、人影のない海だけの風景が続いています。

遠浅の為、地元の漁師さんが貝を捕るらしく、この辺りの浜は遊泳できない

とのこと。ビーチのアトラクションはできず、辺りを散歩したり、ゆったり過ごす

リゾートだそうです。

海水浴客もおらず、海の風景だけが見える滞在型のリゾート。

このようなリゾートには、日本人は見かけませんね。(笑)

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