2008/2/7 木曜日

日本丸出港

Filed under: — mtd @ 1:24:16

2月6日、8日間神戸港に停泊した日本丸が出港しました。

今回の停泊中は天気が優れず、雨の日が数日ありました。

入港と出港時以外は、突堤は封鎖され、近くで見ることはできませんでしたが、

対岸のメリケンパークから見ることが出来ました。

土日も雨の日だったので、メリケンパークにも人がほとんどおらず、

観光客のアジア系の外国人の方が少しいただけ・・・(日本丸に気付く様子もなく)

とてももったいない気がしました。

皆さん、日本丸が停泊しているのをご存知ないのかなぁと残念です。

近くで見る姿も素敵ですが、神戸港を出港し、遠くに離れていく姿は映画の

一コマを見るようでうっとりしました。

sot38.jpg

私の利用している鉄道の駅からは南一面すぐ約180度に海が広がっていて

子供の頃から瀬戸内海を行きかう船を見ています。

大型のコンテナ船が遠くに運航する姿もよく見ていますが、

近くの海で帆船を見ることはないので、日本丸が遠くに行く姿はとても新鮮でした。

また、ほとんどの船は縦の比率に比べて横の比率がかなり長いのですが、

日本丸は特に正面から見たときに縦が長いので、他の船との印象がかなり違って

見えました。

次回の寄港の予定はまだわかりませんが、是非来年も神戸に来て欲しいと

思います。

2008/1/31 木曜日

日本丸のメンテナンス

Filed under: — mtd @ 23:24:34

日本丸が神戸に入港した日、外は雨でしたが、入港セレモニーの後、

乗組員の皆さんが、日本丸の掃除をしていらっしゃいました。

突堤に下りて、ホースで水をかけたり、長い棒の先にローラーが付いたもので

磨いたり。

has110.jpg

こちらは、船首で、上から縄ばしごを下ろし、イカリに乗り移るところの

乗組員の方です。

上にいる方は、下の方が作業するための棒付きのローラーを下ろしています。

縄ばしごの下は、空中に垂れ下がっているだけで、固定されておらず

かなり不安定に揺れていたので、見ていてハラハラしました。

しかし、乗組員の方はすっかり慣れている様子で、全く動じる様子もなく

てきぱきと作業をこなしていらっしゃいました。

souj116.jpg

イカリに腹ばいになって、裏側の掃除をしているところです。

イカリは、普段は上まで上げておくそうですが、今は掃除の為に宙吊りにしている

ということでした。

身軽な行動を拝見して、尊敬するばかりです。

この後、突堤は封鎖され、2月6日の出港のセレモニーまでは、

立ち入ることができません。

この度の出港の際には、「登しょう礼」は行われません。

「新実習生が乗船直後の為」だそうです。

前回の実習生は、12月4日で船を下りると伺っていましたので、

今回の新しい方々は、まだ練習が十分ではないのでしょう。

今年は、これ以後、帆船の寄港の予定はないようです。

見納めになってしまうかと思うと、寂しく思います。

2008/1/30 水曜日

日本丸に接近

Filed under: — mtd @ 23:17:51

昨年の日本丸と海王丸のイベントのときは、人出が多くて、

船から約10mほどまでは縄が引かれていて、近くに寄ることができませんでした。

今回は、少しの辺りだけ縄が引かれていましたが、比較的近くまで寄って

見ることが出来ました。

セレモニーの後、乗組員の皆さんがメンテナンスをされていました。

met100.jpg

こちらは、突堤にある“とある”場所で、なんと水道なのでした。

突堤にあって、乗組員の方が作業を始めたときは、

「こんなところに水があったの?」と大変驚きました。

手前にあるのは、水道メーターで、水を船に汲み上げるときに設置し、

使用した分の水道料金を神戸市に支払うそうです。

suike103.jpg

↑左手に試験管を持って、ホースに繋ぐ前に水質検査をしているところです。

こちらは飲み水になるそうで、1立方メートルの水道料金が、神戸市では

¥650だとのことでした。

作業していらっしゃった方が、「神戸は水の値段が安くて、しかもおいしい。

神戸の人はいいですね。」 と言ってくださいました。

日本丸の1日の水の平均使用量は、約30トンだそうで、「最近の子(実習生)は、

お風呂なんかで水をよく使うからねぇ。」とおっしゃっていました。

この作業で、240トン入れるそうで、6〜7時間かかるそうです。

船で生活するのは大変なことだと思いました。

そして・・・・・今日の神戸新聞の朝刊に日本丸の記事がありましたが、

やはり少し載っていました・・・・・

2008/1/29 火曜日

日本丸、来神

Filed under: — mtd @ 22:47:30

本日、日本丸が来神し、入港セレモニーがあるとのことで、

喜び勇んで行って参りました。

昨年12月1日に出港してからわずか2か月ほどでの再来神です。

昨年は、海王丸と船2隻が同時入港し、帆を張る「セイルドリル」、一般公開、

出港時に、実習生がヤードに登り、脱帽して「ごきげんよう」を三声する

「登しょうれい」など、盛りだくさんのイベントが行われ、

3日間で延べ約115000名が訪れたということです。

amen95.jpg

あいにく今日は、雨でした。

前回は、突堤には人が一杯で、遠くからでも人だかりが見えましたが、

今日は全く観客の姿が見えませんでした・・・・

今回は、一般公開はなく、事前にほとんど宣伝もされませんでしたので、

静かな入港となりました。

ブラスバンド等、入港のセレモニーが行われたのですが、

なんと見学者は、私達だけ!

神戸市立の幼稚園児が入船して見学するのですが、その園児達と、

私達だけでした!

さすがに恥ずかしかったです。まさか、どなたもいらっしゃらないなんて!

確かに宣伝されていなかったので、日本丸が入港するのは

周知ではなかったのでしょう。

神戸新聞の方が取材にいらっしゃっていて、インタビューされてしまいました・・・

他にどなたもいらっしゃらなかったので・・・

明日の朝刊に載るかもしれません。

日本丸は2月6日まで停泊しますが、今日のセレモニーの後は、

突堤は閉鎖され、一般は入ることができません。

しかし、対岸のメリケンパークから見ることができます。

帆を張っていませんが、夜はライトアップが施されます。

今年は、これ以後の帆船の入港予定はないようです。

是非、この機会に“太平洋の白鳥”とも呼ばれる美しい姿をご覧ください。

ただ、港は大変冷えますので、日中も暖かくしてお出かけください。

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私達の後ろには、カモメばかりでした。

2007/12/26 水曜日

にっぽん丸

Filed under: — mtd @ 23:32:59

にっぽん丸が入港するとのことで、神戸の中突堤に行ってきました。

今日は、スケジュール的に見に行くのが無理かと思って諦めていたのですが、

丁度、仕事に合間ができたので、 急いで見に行きました。

nip52.jpg

停泊していたのが、後ろのホテルの横だったので、色が良く似ていて

同化してしまっていて、一瞬どこに泊っているのかわかりませんでした。

にっぽん丸は、日本籍の代表的な客船のひとつで、前回に後姿しか見ることが

できなかった、「ぱしふぃっくびいなす」よりも少し小ぶりです。

明日、神戸を出港し、横浜に行き、その後、グアムとサイパンに行くそうです。

年末年始恒例の人気クルーズだとか。

新年は、グアム〜サイパンの船上で迎えるそうです。素敵ですね!

2007/12/2 日曜日

日本丸・登しょう礼

Filed under: — mtd @ 17:17:55

12月1日13時より、日本丸の出向セレモニーが行われました。

神戸の関係の方々からの挨拶や感謝状授与などの後、

出港の準備が始まりました。

この日は、帆船最高の儀礼と言われる「登しょう礼」

・・・離岸時に港や歓送者に対して感謝の意を表し、

実習生全員が白い実習服に身を包み、

甲板より高さ45mのマストやヤードに登り、

脱帽して「ごきげんよう」を三声する帆船最高の儀礼といわれるもの・・・

(みなと総局HPより)が行われました。

tou33.jpg

「登しょう礼」の為、実習生の方々が、号令を合図に縄ばしごを登り始めると、

観客から「おー!」という歓声と拍手が沸き起こりました。

全員が配置に着いて、号令によって帽子を取り、「ごきげんよう」と言って

帽子を振ります。

片手を離すことになるので、バランスを取るのが難しいのではないかと思います。

12月10日には、実習生の方々は実習を終えて船を下りるそうで、

実習終盤の為か、皆さん自信に満ちた姿に見えました。

ただ、この日は風がきつくとても寒かったので、

薄い綿の上着しか着ていない、はだしの実習生の方々には、

かなり辛かったことと思います。

「登しょう礼」の後、実習生が甲板に正立し、日本丸は出港していきました。

ut36.jpg

港につながれていた縄が外されると、船がすうっと離れました。

なんだかその瞬間、とても寂しく感じました。

船は、方向を変える為にUターンしたのですが、

写真に写っているように、日本丸の前の方を小さな船が押してUターンさせました。

実習生の方々は、姿が見えなくなるまで甲板で帽子を振ってくださいました。

日本丸が、1週間も神戸に滞在したことは、異例の長さだったと思います。

その為に、なぜか情が移ってしまいました。

2月にまた来神されるとのことなので、是非また見に伺いたいと思います。

2007/11/25 日曜日

日本丸乗船

Filed under: — mtd @ 23:20:21

24日に海王丸の一般公開があり、行きたかったのですが

レッスンがあったので、行くことができませんでした。

25日の今日は、日本丸の一般公開に行って参りました。

約1時間の行列の待ち時間の後、念願の乗船をしました。

今日は、雲ひとつない晴天で景色としては素晴らしかったのですが、

日差しが強かったので、待っている間、額が痛くなって、

日焼け対策をして行けばよかったと思いました。

kai13.jpg

こちらは、日本丸の後ろに停泊している海王丸で、日本丸の船尾から撮りました。

甲板には、実習生の方がところどころにいて、「何でも質問してください。」と

アナウンスがありましたので、皆さんいろいろと話しかけていらっしゃいました。

私も気になったことをたくさん伺いました。

kaj18.jpg

こちらは、船尾にある舵です。

舵の前には、直径が約25cmほどのコンパスが左右にあり、

なぜ、左右に同じコンパスがあるのか疑問だったので、近くにいた実習生の方に

いろいろと話を伺いました。

コンパスの間は、約2mほどしか離れていないのですが、向い風のときと

追い風のときなど風の向きによってそれぞれを使い分けているそうです。

舵が船尾にあるのは、前にある帆を見ながら舵を取るためだそうで、

沖に出て波が荒いと、4人で回さなければならないほど重いそうです。kan21.jpg
(こちらの掃除の実演をされていた方だけが実習服で、今日はほとんどの方が

制服でした。)

甲板の上では、掃除の実演もされていましたが、やはり「はだし」で

磨くのに使っているのは半分にカットしたヤシの実でした。

実習生の方によると、甲板での作業は、ほとんど「はだし」だそうです。

今日は、日差しが強くて冬にしては暖かい日でしたが、

予報では、最高気温が17度でしたので、はだしで水に濡れる作業は

寒いだろうと思います。

先日、帆を開く作業(セイルドリル)をされていたときも、

はだしでロープに上っていらっしゃいました。

今日、そのロープを見ると、直径が3cmほどのロープでした。

23日のセイルドリルのときも、寒くて辛かったとのことでした。

また、船の中は湿気がこもるので、今の時期でも部屋には冷房が

入っているそうで、船内も寒く、外の方が暖かいときがあるとおしゃっていました。

今日のように、一般公開されて観客が大勢来ると、とても華々しく、

制服姿(ネイビーのスーツ姿です)も素敵な実習生の方々に見えたので、

「日本丸に乗っているのは楽しいですか。」と尋ねると、かなり考えて、

「厳しいことの方が多いです。」とおっしゃっていました。

日本丸は、訓練船のため、乗っている実習生の方にとっては文字通り

「訓練」の為の船だということを感じました。

船は寒いという話に関してですが、朝は寒さで目が覚めることがあるそうですし、

今日の公開が終わればテストがあって、その後4日間の休日になるそうです。

色々と質問したのですが、言葉に詰まることなく船のことを教えてくださいました。

観光気分で気楽に見学していた私は、凛とした姿に感動しました。

11月29日13:00〜14:30海王丸、12月1日13:00〜14:30日本丸が

出港前にセレモニーと帆船最高の儀礼と言われる「登しょう礼」があるそうです。

是非、ご覧ください。

2007/11/23 金曜日

日本丸・海王丸

Filed under: — mtd @ 19:45:15

KOBE帆船フェスタ2007が、23日から25日まで行われています。

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前が日本丸で、後ろが海王丸です。

今日23日は、セイルドリル(展帆訓練)が公開されました。

帆を張って、その後また帆を畳むというもので、

神戸でもほとんど公開されていないとのことです。

実習生の方が、びっしりと帆を張る梁に上って作業をします。

ほとんどの方が、「はだし」だったのに驚きました。

梁に張ったロープに乗っての作業なので、はだしの方がいいのでしょうが、

この時期の港はとても寒く、大変な作業だと思います。

kun22.jpg

命綱はついているようですが、高所恐怖症の私には、絶対にできません!

作業中は、アナウンスがあって、船のことや航海についてなどの

説明がありました。

現在では、風の力を頼りにした航海はされていませんが、

帆船による訓練は、自然の力の偉大さを感じたり、協調性を養うのに大変よいと

おっしゃっていました。ときどき号令をかけながら訓練されていましたが、

とてもかっこよかったです!中には、女性の実習生もいました。頼もしいです。

帆を降ろした後は、イルミネーションの取り付けをされました。

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シンプルなイルミネーションですが、素敵です。

前の赤く見えるのは、東の方にある神戸大橋です。

そして、24日と25日には、なんと、日本丸と海王丸の一般公開が行われます!

神戸に、日本丸と海王丸が一度に寄港することは、この先もほとんどないだろうと

関係者の方がおっしゃっていました。

私も以前、 日本丸が寄港した折に見に行きましたが、

一般公開はされていなかったと思います。

お時間がございましたら、是非お運びください。

場所は、神戸市立博物館をまっすぐ南に下りた港です。

24日海王丸一般公開10:00〜11:00、13:00〜15:30

25日日本丸 一般公開10:00〜11:00、13:00〜15:30

イルミネーションは、各日21時まで。

2007/11/8 木曜日

ヴィラジオ イタリア

Filed under: — mtd @ 1:39:45

先日、豪華客船の“びいなすぱしふぃっく” が、神戸の中突堤に寄港していて、

出港するとのことだったので、見に行くことにしました。

中突堤は、メリケンパークのモザイクというショッピングモールのすぐそばで、

お世話になっている神戸新聞文化センターさまが、今のミント神戸に移るまでは

歩いて5分程の距離のところでした。

以前は、途中の休憩時間に、たまに行くことがありましたが、

教室が移ってからは久しぶりだったので、

港に行くまでのお店に寄り道していたら、“びいなすぱしふぃっく”の出港時間が

過ぎていました。

急いで見に行ったのですが、出港してしまったところで、後姿になっていました。

日本は、時間にきっちりしていますね・・・・

vi51.jpg

しかも、結構スピードが速くて、あっという間に姿が見えなくなってしまいました。

「残念だけど、少しでも見られてよかった。」と思っていると、

見たことのない派手な船が入ってきました。

kan54.jpg

ショッキングピンクのおもちゃのような船で、テーマパークのアトラクションにでも

ありそうな感じでしたが、 神戸空港と神戸港中突堤を結ぶ帆船型の連絡船

“ヴィラジオ イタリア”というのだそうです。

名古屋のイタリア村からやってきたとか。なぜ???

観光クルーズ船もありますが、特に目立った外観ではないのに、

(左端の赤いのが観光クルーズ船です。)

こちらは連絡船なのに、遊覧船みたいです。

よく考えてみると、神戸市民が神戸空港に行く為に

この港を利用することはないでしょうから(車か電車が便利なので)

遠方からのお客様が、空港と観光地を行き来する為の足だと思うと

観光用と考えられます。

今年は、神戸開港140年だそうで、色々なイベントがあるようです。

以前、帆船の日本丸が寄港したときにも見に行ったのですが、

こちらの港は、商業施設がすぐそばで、わざわざ船だけを見に行くと

いうのではなく、お散歩感覚で気軽に立ち寄れる雰囲気がいいですし、

何よりも、手が届きそうなほど近くに船舶が泊っているので、

迫力があってワクワクします。

今年は頻繁に客船や帆船が寄港しますので、楽しみにしています。

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