2009/3/24 火曜日

晩白柚

Filed under: 食べ物, 珍しい果物 — mtd @ 2:06:26

banp115.jpg

こちらは、晩白柚 (ばんぺいゆ)で、ザボンの一種です。

大きなものは、人の顔くらいあります。

果物売り場に置かれている姿は、存在感があって、去年から気になる存在

でしたが、大きさ故に(?)それなりのお値段と、体力的に持って帰ることが

できない・・・

他の物を買う目的で食品売り場に行って、たまたま売られているのを“見つける”

ので、目的の物を買って、それに加えて大きな晩白柚「も」買うのは無理だから

です。

しかし、皆さんも同じ理由からなのか、すぐに購入されて品切れになる果物では

ないので、売られているところを覚えていて、今年は買ってみたいと思っていま

した。

bpycut121.jpg

かなり大きなものなので、一つ買うと何度かに分けて食べきります。

今年は3つ食べる機会がありました。

初めての晩白柚は、皮を剥くときに、爽やかな花のように甘い香りが立ち、

暫く皮に鼻を当てて香りを楽しんだほどでした。

果肉はパサパサした感じで、ザボン類は収穫してから日にちを置いておく

ことが可能なので、その為なのかなと思いました。

味より香りが気に入って、また機会があったら買ってみたいと思っていた

ところ、思いがけずひとつ頂きました。

2個目の晩白柚は、皮はグレープフルーツの香りがしました。

そして、房を切り離そうとしても、房同士がしっかりとくっついていて、

なかなか分けることができませんでした。

そして、果肉の一粒一粒もしっかりとしていて硬く、こんなに歯ごたえの

ある柑橘類を食べたことがありません。

こちらの果肉は、菊のような香りがしました。

1個目と2個目の香りが、かなり違っていたので、3個目を買ってみました。

3個目は、香りはほとんどしませんでした。

果肉は、2個目と同じように、房同士もしっかりくっついていて、一粒一粒も

硬く、歯ごたえがありました。

タイには、「ソムオー」というやはりザボンの一種がありますが、なんだかソムオーに

似ているなと思いました。

ソムオーは癖がなく、さっぱりとしているので大変食べやすい人気の柑橘です。

(皮の色は緑で、グレープフルーツより大きいです)

3個とも香りの印象が全く違っていて、改めて果物は生き物なのだと思いました。

2009/3/19 木曜日

パッションフルーツ

Filed under: 気になったもの, 珍しい果物 — mtd @ 0:22:45

psfroun94-iyyo.jpg

こちらは、パッションフルーツです。

パッションフルーツの原産国は、南米だそうです。

タイでもありますが、“すごく”一般的かというと、そうではないかと思います。

私の「香りが好きな果物」と言えば、グァバとパッションフルーツです。

グァバは、カットする前の皮からも甘い香りがしますが、パッションフルーツは、

つるんとした硬い皮をしていて、カットしてない皮からは、香りはしません。

しかし、半分にカットすると、なんとも言えない甘くて爽やかな香りが

ふわっと立って、思わず目を閉じてしばらくそのトロピカルな香りを楽しみます。

大きさは、テニスボールを若干小さくしたくらいで(左は、私の握り拳です。)、

右のように皮がシワシワになったら食べごろだと言われていますが、

中央のものもすでに食べごろだと言われました。

今回購入したのは、沖縄産のパッションフルーツです。
mgscutiyyo.jpg

こちらは、半分にカットしたところです。

1cm弱の大きさの黒い種を黄色い果肉が覆っていて、スイカの種より少し小さい

くらいの種なので、食べるには大きいと感じるかもしれませんが、種のまま頂き

ます。

種は堅い目で、パリパリと破裂音がするくらいですが、心地よい歯ごたえです。

オレンジと桃、レモンが混ざったような味で、酸味があります。

香りが良いので、単独で食べるより、ジュースやお菓子に他のフルーツとミックス

して加工されることが多いようです。

子供の頃、学校の帰り道にあるお宅の垣根に、「時計草(トケイソウ)」の蔦が

絡んでいて、不思議な花が咲いていました。その花を見るのが楽しみで、

時計草の花が大好きになりました。

その後、パッションフルーツが、時計草の果実だと知って驚きました。

私にとって、時計草、パッションフルーツは、思い入れのある植物です。

2009/3/11 水曜日

マンゴスチン

Filed under: タイ, 食べ物, 珍しい果物 — mtd @ 0:07:41

mgs105.jpg

マンゴスチンは2003年4月に輸入が解禁され、その後度々目にするようになり

ました。

「現地で食べるトロピカルフルーツに比べて、輸入されたトロピカルフルーツの

美味しさの方が勝った」という経験を持たない私は、ここ数年は、日本で売られ

ているトロピカルフルーツを買うことは滅多にありませんでした。

マンゴスチンが売られているのを見ても、期待を裏切られたときのことを思うと、

購入する意欲が沸きません。

しかし、先日、時々立ち寄る食品売り場で、マンゴスチンが売られていたのに

気が付いて、日本で買ったことがなかったので、買ってみることにしました。

mgsin97.jpg

3つ購入したのですが、食べようと思い、皮に爪を立てても、硬くて割れません。

「?????」この時点で何か変だと感じたのですが・・・・・

マンゴスチンは、1cm弱の厚みの外皮の中に、白い実が詰まっています。

タイでは皮に爪を立てて切り込みを入れ、パカッと二つに引き割ります。

そうすると、外皮だけが切れて、中身が綺麗なまま姿を現します。

現地のマンゴスチンの外皮も硬めではありますが、通常は爪を立てられるくらいの

硬さなので、爪が入らないというのは、“おかしい”のです。

気を取り直して、ナイフで皮を切ってみることにしました。

しかし、ナイフで切ろうとしても、刃が立ちません。

「かたー!(関西弁)」

はぁはぁ言わなければ切れないくらいです。

なんとか1個割ってみると、中身は黄土色をして半分腐っている様子。

「これもか・・・」

輸入されたトロピカルフルーツが、食べられる状態ではなかったときの

いつもの落胆・・・・

残りの二つは、なんとか食べられる限界のコンディションでした。(上の画像です。)

当然美味しくありませんでした。

マンゴスチンの外皮と実の間のクッションになっているところは、紫色をしていて

染料にも使われるのですが、こちらのマンゴスチンは乾燥して、茶色をしていま

した。その様子を見ても、新鮮ではなかったと思います。

トロピカルフルーツの正常な状態を知る前は、日本で売られているトロピカル

フルーツを試しに買ってみては、それが“ちゃんとおいしく食べられる状態なのか”

判断がつかず、「これって、本当はこんなのなのかな?」と疑問が解けないまま

フェードアウト。

多分、私のような経験をされていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

食べごろも食べ方も見当がつかない、ましてや素材自体が食べられる状態でない

ようなものを販売するのは、大きなイメージダウンではないかと思います。

「果物の女王」と呼ばれるほど繊細な風味を持つマンゴスチン。

日本でも、そのおいしさを味わえるようになるのを期待します。

2009/3/10 火曜日

チェリモヤ

Filed under: 食べ物, 珍しい果物 — mtd @ 1:02:57

tye93.jpg

グァバを捜し求めているのと共に、シュガーアップルも探していますが、

なかなか見つかりません。和名は釈迦頭 (しゃかとう)、タイではノーイナーと

呼ばれています。

シュガーアップルはその名のとおり、“かなり”甘いのです。ただし、全く

“アップル”ではありません。

初めて頂いたときは、「砂糖よりも甘い???」と思ったほど、「甘ったるかった」

のです。(笑)

しかし、甘いものが大好きな私は、その濃厚な香りと甘さにノックアウトされました。

残念なことに、タイのグァバと同様に、シュガーアップルも手に入らず、なんとなく

見かけが似ているチェリモヤを見ていると、お店の方が「シュガーアップルよりも

おいしいですよ。」と勧めてくださったので、ひとつ買ってみました。
tyecut108.jpg

この写真では私の拳の方が大きく写っていますが、実際には私の手より一回り

大きいです。(私は女性で、手は小さいほうですが。)

切ってみると大きな黒い種がゴロゴロごろと入っています。

食べ頃のものを選んでもらったので、果肉は熟れて柔らかくネットリしているよう

でした。

チェリモヤは外側の皮が細かく鳥の羽のように分かれていましたが、中身は

別れておらず、ひとつでした。

シュガーアップルは、スナックパインのように、ひと房ひと房ちぎることができます。

チェリモヤは、独特の臭いがありました。ドリアンほどではありませんが、似たような

薄い臭いがあるので、好き嫌いの好みは別れるかもしれません。

食感は、洋ナシをもっと熟れさせたような、舌の上で簡単に崩れるような柔らかさ。

バナナとりんごを足したような風味で、少し苦味も感じます。

シュガーアップルは、苦味も臭いもありませんし、もっと甘味も強いです。

私の好みは、圧倒的にシュガーアップルの方でした。

※その後わかったことですが、タイ産のグァバとシュガーアップルの輸入は

解禁されていないとのことです。

2009/3/2 月曜日

グァバ

Filed under: 食べ物, 珍しい果物 — mtd @ 0:16:11

gua98-iyyo.jpg

こちらはメキシコ産のグァバです。(左は500mlのペットボトルです)

私はタイに行くと、食事のときによくフレッシュジュースを飲みます。

簡単に食事が取れるフードコートは、ちょっとしたショッピングセンターには

必ずあり、フレッシュな果物や野菜をジューサーでジュースにしてくれる

ジュースバーもかなりの確立で入っています。

私が一番好きなのはグァバです。ジュースでなくてもカットして頂くのも

好きで、グァバをみつけたら購入します。

日本で手に入ると嬉しいのですが、残念なことに私の住んでいる地域で、

タイと同じ種類のグァバを見たことはありません。

こちらのグァバもメキシコ産で、タイのグァバとはかなり違います。

guhan101-iyyo.jpg(半分にカットしたところです。)

まずは大きさですが、こちらのグァバは、直径が5cmほどでゴルフボールを一回り

大きくしたくらいの印象ですが、タイのグァバは直径が8cm前後でグレープ

フルーツくらいの大きさがあります。

そして、皮の色ですが、こちらは薄い黄色。タイのものは鮮やかな黄緑です。

そして一番の違いは、食感です。こちらのグァバは、中心が少しねっとりとし、

なんとなくクリーミーな感じさえしました。

タイのグァバはりんごを硬くしたような果肉で、噛むとバリッと大きな音がするくらい

実がしっかりとしていて、私がタイのグァバが好きな理由のひとつでもあります。

メキシコ産グァバを頂くのは初めてでしたので、ドキドキしながら買ってきた袋を

開けると、ほわっと独特の甘い香りが飛び出してきて、「あ〜、この香り!」と

心が躍りました。

グァバは皮のまま頂くのですが、こちらのグァバは柔らかく、タイのものとは

食感が違いましたが、それはそれで美味しいと感じ、「やはりグァバは好き

だなぁ。」と南国の気分に浸りました。

2009/3/1 日曜日

ロマネスコ、カリッコリー、連山(レンザン)、サンゴショウ

Filed under: 気になったもの, 珍しい野菜 — mtd @ 1:00:45

rom101.jpg

ロマネスコ、カリッコリー、連山(レンザン)、サンゴショウ・・・様々な呼び名で呼ばれ

ているこの野菜の実物を初めて見たのは、3年ほど前のタイでのカービングの

コンテストでした。

カービングはできそうもないのですが、飾りとして添えられていました。

それから欲しいと思っていたのですが、なかなかみつかりませんでした。

その話をしていると、受講生の I 様が、茹でて教室に持って来てくださり、

皆様と一緒に試食しました。カリフラワーに近い感じだと思ったのですが、

カリフラワーより実が締まっていないので柔らかく、美味しいと思いました。

そして先日、受講生のK様が、近所でよく売られているとのことで

くださいました。

大きい一つの塊のままでは、少しグロテスクに感じたのですが、房を分けて調理

すると、きれいな黄緑になって、かわいらしく感じたので不思議です。

私は、カリフラワーもブロッコリーも好きでよく頂くのですが、このロマネスクも

気に入りました。もっと一般的に出回るようになると嬉しいです。

2009/2/28 土曜日

食用ほおずき

Filed under: 食べ物, 珍しい果物 — mtd @ 23:59:03

ho94.jpg

T 様に食用のほおずきを頂きました。

売られているのは知っていましたが、初めて手に取って見ることができました。

外の袋は枯れて葉脈が目立っていて、カサカサとしていました。

皮だけをナイフできるつもりだったのですが、 中の実が袋一杯に大きく入って

いて、実にまでナイフの刃が入ってしまいました。

上の画像の実の右側に亀裂が入っているのは、そのせいです。

ほおずきの実は、オレンジだと思っていたので、黄色い実が袋の中から出てきた

ときには驚きました。

hnaka96.jpg

半分に実を切ってみると、プチトマトより細かい種がびっしりと入っていました。

また驚いたことは、切り口が大変瑞々しく光っていたことです。

外の袋が枯れたイメージでしたので、中身も乾燥しているのかと想像していま

したが、ピカピカと輝いていました。

酸味のあるプチトマトのような味だと聞いていたので、そのようなつもりで

口に運んだのですが、独特の深い味わいにまたまた驚きました。

苦味があるような南国のフルーツのような、爽やかというより、濃厚で複雑な味。

その味を理解するのに、かなり頭が回転しました。(笑)

不思議な味を理解する為に、売られているのを見つけたら、ぜひ買ってみたいと

思います。

2009/2/24 火曜日

スイセンのピクルス

Filed under: カービング, 食べ物, 生徒さんの作品 — mtd @ 23:44:30

o-iyyo.jpg

受講生の Y 様が、和風ピクルスを作ってくださいました。

左から大根で作ったスイセン、にんじんで作ったバラ、黄色いにんじんで作った

スイセン。

器の色と素材の色の配色が美しいですね。

yyeyo-iyyo.jpg

こちらも Y 様が作ってくださった違うバリエーションの和風ピクルスです。

手前から、黄色いにんじんで作ってくださったコスモスとバラ、後ろは大根で

作ってくださったバラです。

花の種類も色々あると華やかです。

ご自宅でこんなに素敵にカービングしてくださっていると伺うと、とても嬉しく

思います。

2009/2/17 火曜日

黄色いにんじんでカービングした花いろいろ

Filed under: カービング, 食べ物, 生徒さんの作品, 珍しい野菜 — mtd @ 0:00:59

ipp-iyyo.jpg

Y様が黄色いにんじん1本を使って、カービングをしてくださいました。

左側が黄色いにんじん、右側がふつうのにんじんですが、にんじん1本でこんなに

たくさんの花ができるなんて驚きました。

無駄なくナイフを入れてくださったのだと思います。

pick-iyyo.jpg

また、こちらの花をピクルスにしてくださったそうです。

同じ花も2色あれば華やかな印象になってかわいいです。

春を感じる暖かな色合いですね。

2009/2/6 金曜日

タイ料理にカービングを飾りました

Filed under: カービング, タイ, 食べ物 — mtd @ 0:41:06

tr98.jpg

昨日の午前中は、ショッピングセンター内にあるカルチャーセンターでのレッスン

だったのですが、ショッピングセンター自体が休みになって、レッスンも振り替えに

なりました。

普段は、午前のレッスンが終わると、違う土地にある午後の教室へと急いで

向かいます。

しかし、昨日は午前中がお休みになったので、教室の皆さんとお昼ごはんに

タイ料理を食べに行きました。

タイ料理が始めての方もいらっしゃったので、タイ料理にカービングを添えた

ところをご覧頂きたく、少しカービングを持って行きました。

上の画像は、カシューナッツと鶏肉の炒め物に、大根で作った花とにんじんで

作った葉っぱを添えました。

タイ料理では定番の青いパイナップル模様のお皿とタイ料理、そしてカービン

グを添えると、自分の気分がしっくりと落ち着きます。タイ料理だなぁと自然に

感じるのです。

上の写真もタイ料理のメニューの写真にはお決まりのような“姿”で、当然の型で

違和感がないと感じます。

タイに初めて行ったのは1994年でした。 それからタイに何度も訪れ、

知らないこともまだまだ沢山ありますが、タイの事柄がすでに自分の一部となって

いると最近感じることが多くなりました。

« 前のページ次のページ »

Copyright(c) Mango Tree Decoration all rights reserved