お教室のパーティ 第10回 -2012.8.5-

講師作品全体像

今年は、神戸市の西の端、舞子の「ホテルセトレ」様で行いました。会場は海を目の前にして明石海峡大橋のたもと、解放感のあるパノラマが一望できる、素敵なお部屋をお借りしました。2種類のコンポートを使って、手前にアレンジ作品を3つと、スイカとハネデューメロンを後ろにひとつずつ飾りました。

第10回パーティ生徒作品はブログに掲載しています。>>

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中央のコンポート スイカ

ウェーブと丸の模様を4連続でサイドに入れた作品。中央部分には、2段にウェーブと丸の模様を入れました。

中央のコンポート ビーツ

ビーツを丸ごと使ったウェーブの花。私の拳よりひとまわりほど大きいです。野菜で作った花は、重量があるので、飾りつけの際に倒れてこないよう、固定させるのに苦労しました。

中央のコンポート 辛味大根

パーティの準備で買い出しに行った時、辛味大根をみつけたので購入しました。タイでは、パパイヤを使ってよくカービングするデザインですが、日本では十分な大きさのパパイヤが入手できない為、辛味大根が適当です。ただ、普通の大根より堅いので、かぼちゃを彫った後に、すでに手が痛くなっていたので、彫るのがきつかったです。

右のコンポート かぼちゃ

福井の佐藤先生の展示会に伺ったとき、友人が連れて行ってくれた物産店に、40cmほどの細長いかぼちゃがありました。迫力のある大きさと珍しい形に「カービング魂」に火が付いて買ってしまったのですが、家でコンポートに合わせてみると、コンポートよりも大きくて、はみ出してしまい、バランスをうまく取らないと倒れてしまうほどでした。 皮の色が薄い緑色だったので、果肉は柔らかいかと期待したのですが、普通のかぼちゃと同様に堅く、彫り始めたものの細工は進まず、時間だけが進んで焦りました。 堅くて手が痛くなり、このかぼちゃから彫り始めたので、今年はこれだけしか仕上げることができないかもしれないと思ったほどです。

右のコンポート ビーツ

ビーツをカービングするなら、バラは外せないデザインです。

右のコンポート 大根

中央のコンポートで作ったビーツの花よりも、厚みを薄くし、ウェーブを緩い目にしたデザインです。 今年は、かぼちゃのカービングに時間がかかってしまい、他のものにあまり時間がかけられなくなってしまいました。 このデザインは、約5分で彫れるので、速く仕上げられますし、優しいイメージなので、好んでカービングするデザインです。

左のコンポート ハネデューメロン

今回のメロンは、熟れていて、ギザギザなどの細工は細かくすることができず、またシャープなラインにできず、残念です。立体的に深いデザインにしたため、一部が落ちてしまいました。熟れているものなのか、若いものなのか、茎の部分を見て判断すると聞いたのですが、なかなか見分けがつきません。

左のコンポート 大根、ビーツ、にんじん

大根とにんじんは、バラにしました。ビーツは、丸ごと使ったので、拳大の大きさがあります。

左のスイカ

私の作品の特徴の一つ、「浮き立たせる」デザインです。こちらは、黒皮のスイカを使用しました。 中央に、ハートを1つカットしました。

右のハネデューメロン

朝8時に家を出なければならないのに、6時になっても、メロンが2つ彫れていませんでした。時間がなかったため、今ではオーソドックス(?)になった「巻きバラ」ですが、カービングすることにしました。先に仕上がっていた、スイカとかぼちゃの丸彫りが、シンプルな花のデザインではなかったので、2つのハネデューメロンは、ぱっと見て、すぐに花とわかるデザインにしようと思いました。

額作品 ソープカービング 金魚・青

以前より、金魚のカービングをしたいと思っていました。にんじんで習ったことがあり、その後、自分でもにんじんでカービングしたことがあったのですが、あまりしっくりしませんでした。今回、試行錯誤しながら石鹸でカービングをし、なんとか納得のいく状態に仕上がりました。ブルーのビーズと合わせて額に入れたら、涼しげな印象になりました。

額作品 ソープカービング 金魚・黄

金魚の胴体と尻尾の境目のくびれ部分、ヒレ、尻尾などは、細かったり、薄かったりするので、ポキッと折れてしまうことが度々で、なかなか最後まで仕上げることができませんでした。時間はかかりましたが、色んな色でひとつずつ出来上がり、数が増えていくと、かわいく思えました。明るい色のビーズと合わせて、夜店のヨーヨーのようなカラフルなイメージで額を仕上げました。

ソープカービング プレゼント

今年の会場は、海の目の前なので、プレゼントの作品をブルーのイメージで作りました。