お教室のパーティ 第8回 -2010.8.1-

昨年「KOBEデザインの日」のイベントにて展示したディスプレイの台を使いました。この台は、私がデザインし、オーダーして作ったものです。今年はハネデューメロンが手に入らなかったので、予定していたアレンジと変更しなければなりませんでした。入手できたのは、カナリアンメロンという黄色いメロン。ハネデューメロンより、2回りほど小ぶりで、果肉が白い為、印象が薄くなる可能性が高いです。また、スイカとの大きさのバランスがとり難かった為、単体で飾る予定だった丸彫りは止め、メインの台の2台だけにしました。

講師作品全体像

今年は、東京より、人気の「カービング教室ブルー」を主宰されていらっしゃる森田美穂先生と大阪天満の中国料理店、「紫微星(しびせい)」のオーナーシェフ徐智剛(じょ ちこう)さんにもお越しいただき、華やかなパーティーとなりました。森田先生の生徒さんは、5月に行われたカービングコンテストのソープカービング部門で優勝され、(フルーツ部門では、私の生徒さんが優勝しました。)徐さんは、審査員のお一人でした。お二人には、以前より色々とお世話になっております。遠方よりお越しくださり、ありがとうございました。

第8回パーティ生徒作品はブログに掲載しています。 >>

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ハートのスイカのフルーツカービング

中央に置いたスイカは、S字のカーブをし、先にハート型をカービングしたものです。 スイカの右隣りの緑の丸い野菜は、ピンポンナス。和名をタイナスというそうです。タイには、白、黄色、紫、緑などのカラフルな色のナスがあります。形も丸いもの、細長いもの、大きさも大小様々あってかわいいです。

黄色いメロンのフルーツカービング

ハネデューメロンが手に入らなかったので、中心に黄色いカナリアンメロンを配置することになりました。大きさがハネデューメロンより2回りほど小さいことと、果肉が白い為、存在感が出せるかどうか心配でした。今回も「浮き立たせる」デザインを入れようと思っていて、違うデザインを想定していたのですが、こちらのデザインにするほうが広がりが出て大きく見えるので、このデザインに変更しました。中央には小さな蝶を配置しました。この蝶は皮を浮き立たせたもので、胴体部分は切り離していません。(後から付けたものではありません。) 上の赤いバラは、ビーツを、右横の白いバラは、大根をカービングしました。

かぼちゃのハートの花のベジタブルカービング

スイカと類似のデザインで、S字のカーブをし、先にハート型をカービングしたものです。左手首をぐるっと回してカービングするので、左手首が痛くなりました。  オレンジの丸い花びらの花は、彫刻刀で作っていて、結構面白いデザインができたと思います。最後に皆様に作品を差し上げますが、1番になくなったと聞きました。この彫刻刀は、徐さんのところで購入したもので、私は結構使用しています。  右の赤い花は、ビーツで作ったウェーブの花です。こちらは大胆に大きく面取りしながら作るので、ザクザク勢いよく作ることができて楽しいです。

にんじんのジンジャ―フラワーのカービング

長くて立派なにんじんが手に入ったので、1本まるごとを使って、切り込んでいくジンジャ―フラワーを作ることにしました。 2004年~2006年頃、バンコクのカービングの大会でよくカービングされたデザインで、久しぶりに彫ってみました。作りだすと結構楽しいデザインで、気が付けばたくさん作りそうになったので、しぶしぶ(笑)3つにしました。

ビーツのダリアのベジタブルカービング

直径が10cmほどもある大きなビーツを半分に切って、ダリアを作りました。野菜のカービングをディスプレイするときの問題のひとつに、「重さ」があります。重たくて飾る台の足がもたない場合があるのです。こちらのダリアも1個で200g近くあります。

大根のポンポン菊のベジタブルカービング

ビーツで作ったバラ、にんじんで作った斜め花びらの花、黄色いにんじんでつくったポンポン菊。添えた野菜は、みょうが、ミニかぼちゃ、ミニ青りんご。