2009/3/11 水曜日

マンゴスチン

Filed under: タイ, 食べ物, 珍しい果物 — mtd @ 0:07:41

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マンゴスチンは2003年4月に輸入が解禁され、その後度々目にするようになり

ました。

「現地で食べるトロピカルフルーツに比べて、輸入されたトロピカルフルーツの

美味しさの方が勝った」という経験を持たない私は、ここ数年は、日本で売られ

ているトロピカルフルーツを買うことは滅多にありませんでした。

マンゴスチンが売られているのを見ても、期待を裏切られたときのことを思うと、

購入する意欲が沸きません。

しかし、先日、時々立ち寄る食品売り場で、マンゴスチンが売られていたのに

気が付いて、日本で買ったことがなかったので、買ってみることにしました。

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3つ購入したのですが、食べようと思い、皮に爪を立てても、硬くて割れません。

「?????」この時点で何か変だと感じたのですが・・・・・

マンゴスチンは、1cm弱の厚みの外皮の中に、白い実が詰まっています。

タイでは皮に爪を立てて切り込みを入れ、パカッと二つに引き割ります。

そうすると、外皮だけが切れて、中身が綺麗なまま姿を現します。

現地のマンゴスチンの外皮も硬めではありますが、通常は爪を立てられるくらいの

硬さなので、爪が入らないというのは、“おかしい”のです。

気を取り直して、ナイフで皮を切ってみることにしました。

しかし、ナイフで切ろうとしても、刃が立ちません。

「かたー!(関西弁)」

はぁはぁ言わなければ切れないくらいです。

なんとか1個割ってみると、中身は黄土色をして半分腐っている様子。

「これもか・・・」

輸入されたトロピカルフルーツが、食べられる状態ではなかったときの

いつもの落胆・・・・

残りの二つは、なんとか食べられる限界のコンディションでした。(上の画像です。)

当然美味しくありませんでした。

マンゴスチンの外皮と実の間のクッションになっているところは、紫色をしていて

染料にも使われるのですが、こちらのマンゴスチンは乾燥して、茶色をしていま

した。その様子を見ても、新鮮ではなかったと思います。

トロピカルフルーツの正常な状態を知る前は、日本で売られているトロピカル

フルーツを試しに買ってみては、それが“ちゃんとおいしく食べられる状態なのか”

判断がつかず、「これって、本当はこんなのなのかな?」と疑問が解けないまま

フェードアウト。

多分、私のような経験をされていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

食べごろも食べ方も見当がつかない、ましてや素材自体が食べられる状態でない

ようなものを販売するのは、大きなイメージダウンではないかと思います。

「果物の女王」と呼ばれるほど繊細な風味を持つマンゴスチン。

日本でも、そのおいしさを味わえるようになるのを期待します。

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