5月30日ばら積運搬船の進水式
ばら積運搬船の進水式が、川崎造船神戸工場で行われました。
ばら積運搬船とは、穀物や石炭、鉄鉱石など荷姿がばらばらで一定していない
貨物を積む船だそうです。
前兆189.90m、幅32.26m、総トン数約31000トンの
ANNA−BARBARAです。
こちらは船の船首で、下から見上げています。船から20mほどしか
離れていないので、かなり近くで見ることができ、迫力がありました。
画像の中央で目立っているイカリは、船を作るときの土台のイカリで、船の上から
ロープで吊り下げられています。
進水した後、土台も船と一緒に海の中に滑り降りて行くので、吊り下げている
綱を外してイカリを海に落とし、土台が流れていくのを止めるものです。
船本体のイカリは、右上のところに少し見えています。
こちらは、船の下側です。
大きな鎖は土台に繋がっていて、上のイカリに続いています。
今回は、船首あたりで式を見ていたので、船主(ドイツ人の方でした)がロープを
切り、シャンパンが割れるところも見ることができました。
シャンパンが割れて船がすうっと海に向かって滑り出し、くす玉が割れ、
風船や5色のテープが空高々と舞い上がります。
こちらの風景が大変豪華で感動的でした。
船全体が海に入って暫くすると、上に吊るされていた左右1対の土台のイカリが
上から落とされ、大きな水しぶきが上がりました。
船体が大きくて、近くで見ていると船一部しか見えていなかったのですが、
進水して船が向きを変えたときに初めて全体像を知ることができました。
改めて船の大きさを感じ、素晴らしい仕事だと思いました。
約2ヶ月で船ができるそうで、同じ場所で、来週からまた新しい船の作成に
取り掛かるそうです。