紫のにんじんの料理(ピクルス)
少し前にブログに書いた紫のにんじんをカービングしてみました。
金時にんじんよりも繊維が硬くて、カービングするには手ごわい素材でした。
繊維も粗いので、あまり細かいカービングはできません。
紫色をしていたのは、皮のあたり3mmほどだったので、
そのあたりを切り落としてしまえば、ほとんど普通のにんじんと変わらない
オレンジ色になってしまいましたが、ほんの少し外側に紫色が残りました。
このにんじんを甘酢に漬けてみました。
すると、紫色だった色素が酢に染み出たようで、
漬けていた酢の色が真っ赤になりました。
カービングしたにんじんも真っ赤に染まり、まるでビーツ(紅い丸大根)のような
深い赤になりました。
もともとのにんじんとあまりにもイメージが変わったのでびっくりです!
味は、なんと、赤ワインのような風味がありました。
赤い色は、赤ワインと同じポリフェノールなのかもしれません。
歯ごたえは、“かなり” 硬いです。
歯の悪い方には無理かもしれないくらいです。
ですが、その硬さがとても心地良く、私は美味しいと思いました。
煮ると少し柔らかくなりますが、色が退色してしまって薄い色になり
あまりきれいではありませんでした。
味も酢に漬けたときのワインのような風味もわからなくなり、
濃いにんじんの味がしました。にんじんの苦手な方はダメかもしれません。
紅心大根と同じように、煮て食べるより酢に漬ける方が
色がきれいに出るし、歯ごたえも良いと思いました。