大阪タイフェスティバル2009
2009年9月5日と6日、大阪の天王寺公園にて、タイ王国大阪総領事館主催
毎年1回行われているタイフェスティバルがありました。
タイ観光の紹介、タイ料理や物産品のブースが出店していました。
私が楽しみにしているのが、生の花びらを使って作る、タイの花輪「マーライ」の
実演です。私が丁度伺った時は、写真のタイプのマーライを作成中でした。
通常のマーライは、白のジャスミンの花をメインにし、明るいピンクや赤、黄色など
はっきりとした配色のものがほとんどです。しかし、こちらのマーライは、
淡いピンクと黄緑の優しい色合いで、初めて見るタイプでした。
25cmほどある、長い針に一つ一つ花びらを畳んで縫って行きます。
去年と同じタイ人の男性が、おひとりで作っていらっしゃったので、
写真のタイプのマーライの作成時間を伺うと、半日かかったそうです。
生ものなので、3日程度しかもたないとのこと。ベジタブル・フルーツ・カービングも
日持ちしませんが、マーライも同様に儚い芸術です。
タイでは、一般的なもので、シンプルなものは、街中でもよく売られています。
車のバックミラーなどに吊るしたり、タイの方は、こまめに買い替えて使って
いるようです。また、細工が美しいものは、祝賀行事に使われたりします。
輪の部分は、丁度手首に通せるくらいです。
写真のような芸術性の高いマーライは、お値段もなかなかです。
私は、マーライが大好きで、美しいものを見つけたら購入しますが、
生の花なので、壊さないように、大切に持って帰ります。日常的に購入するような
シンプルなものは、手にそのままくれるのですが、このレベルのものだと箱に
入れてくれます。
ホテルに帰って、箱から取り出すとき、その花びらやつぼみの優しい感触に
とても癒されます。