自動車運搬船、進水式2
赤い色の「せり出している部分」は船首の底で、陸地側に向いて停まっています。
進水の作業が始まりました。
船が勝手に滑らないように船を止めておく役目をする「トリガー」をはずす作業を
されているところです。大きな槌(つち)でトリガーを打ち付けると(中央3名の
方の手に槌があります。) 「カンカーン」という木を打った澄んだ音が、冷え切った
周囲に響きました。
すると、すうっと船が海のほうへ滑り出しました。
くす玉が割れ、頭上約20mほどの高さから舞い降りたの5色のテープと
色とりどりの風船が飛び上がって行く様は大変豪華で、待っている間に
体が冷え切ってしまった辛さと引き換えにできるほどの感動でした。
左は、進水式の仕事をされていた造船所の方々です。
また、右側は黒くてわかりにくいのですが、自衛隊の潜水艦で、修理の為に停泊
していたのでしょうか。その上にも造船所の方々が、ずらっと並んで進水式を
見守っていました。(点々と並んでいる影がそうです。)
実際に仕事に携わった方々の感動はどれほどのものでしょうか?
こちらの船は、3ヵ月で組み立てられたそうです。
帰りには資料を展示してある部屋も見学しました。
素晴らしい技術に圧倒させられました。