日本丸のメンテナンス
日本丸が神戸に入港した日、外は雨でしたが、入港セレモニーの後、
乗組員の皆さんが、日本丸の掃除をしていらっしゃいました。
突堤に下りて、ホースで水をかけたり、長い棒の先にローラーが付いたもので
磨いたり。
こちらは、船首で、上から縄ばしごを下ろし、イカリに乗り移るところの
乗組員の方です。
上にいる方は、下の方が作業するための棒付きのローラーを下ろしています。
縄ばしごの下は、空中に垂れ下がっているだけで、固定されておらず
かなり不安定に揺れていたので、見ていてハラハラしました。
しかし、乗組員の方はすっかり慣れている様子で、全く動じる様子もなく
てきぱきと作業をこなしていらっしゃいました。
イカリに腹ばいになって、裏側の掃除をしているところです。
イカリは、普段は上まで上げておくそうですが、今は掃除の為に宙吊りにしている
ということでした。
身軽な行動を拝見して、尊敬するばかりです。
この後、突堤は封鎖され、2月6日の出港のセレモニーまでは、
立ち入ることができません。
この度の出港の際には、「登しょう礼」は行われません。
「新実習生が乗船直後の為」だそうです。
前回の実習生は、12月4日で船を下りると伺っていましたので、
今回の新しい方々は、まだ練習が十分ではないのでしょう。
今年は、これ以後、帆船の寄港の予定はないようです。
見納めになってしまうかと思うと、寂しく思います。