足付きの鳥
鳥のカービングをしたいと思いました。
私は、野菜や果物をカービングしたものは、なるべく料理して頂きたいと
思っております。
鳥を作るときは、くちばしや目を始め、羽を広げた姿となると、
それぞれのパーツを別々に作り、貼り合わせることが多いです。
貼り合わせるときは、接着剤を使うのですが、料理して頂くことはできません。
“飾る”という目的だけを考えるとそれでいいのですが、
折角時間をかけてカービングしたものを有効に使いたいので、
“飾って”、“料理して”、“頂きたい”と思っています。
貼り合わせないとすると、一つの塊から切り出すのですが、
大きな野菜は少なく、大根か親芋か・・・・というところです。
今の旬の大根でも鳥を作りますが、繊維の“キメ”が荒いので、
繊細な形状を形作るをのが難しいです。
にんじんの方が 繊維の“キメ”が細かいので細工がしやすいことと、
大きくないので、頂きやすい大きさの鳥ができると思いました。
出来上がったのは、体長8cmほどの鳥です。
目は別の素材を貼り付けることが多いのですが、今回は貼り付けませんので
そのままにしています。
また、鳥を作るときに一番気になるのは、足を作るかどうかということです。
今回は、足も切り出して作りました。
鳥はバランスが難しいのですが、Y様がかわいらしく作ってくださいました。