蘭
先日、タイに住む友人が蘭をたくさん送ってくれました。
タイからの空輸で、こちらの花ともう一種類の蘭が箱に入っていました。
こんなにたくさんの蘭を頂くのは初めてで、
箱を開けて、蘭がぎっしりと入っていたのに驚きました。
切り花で、1本1本丁寧に水の入ったピックに刺されていました。
それを外して水揚げをし、花瓶に挿しているととても優しい気持ちになりました。
外国から生の花が新鮮なまま届くとは、なんて素敵な時代でしょう!
送ってくれた友人にも感謝しています。
タイにはオーキッドファームというような蘭を栽培している観光施設も多く、
タイ航空でタイからバンコクに帰ってくると、
機内で生の蘭の花のブローチを 頂くことがあったり、
タイの花と言えば、“蘭”というイメージがありますが、
タイの国花は蘭ではなく、ドーク・ラーチャプルック(ゴールデン・シャワー)という
花になります。
日本で見かけることはないので、
説明してお解り頂くことは難しいかもしれませんが、
こちらの花は、タイの国内ですとどこでも生育できることから
タイの国花となっているそうです。
花といっても、草花ではなく、「木」で、イメージ的には、
藤の花のように、小さい花が集まって、
ころんと大きな花の集団を作っている感じと言えばいいでしょうか。
(幹は、藤のようにツル性の植物ではなく、独立した木です。)
色は、タイの仏教を象徴するような明るい黄色です。
バンコクの街中だとあまり見かけることはないかもしれませんが、
少し郊外に出たり田舎に行ったりすると、黄色い花が街路樹になって
道なりに植わっていることがあり、よく見かけます。
花は、どんな花でも、見ていると心がなごみます。
蘭の花は持ちがいいので、しばらく毎日タイを感じていられそうです。